王道モノマネは素晴らしいものだが、中には「そこやる?」的なマニアックモノマネ道を極めている芸人も存在している。今ツイッターでは、ある映画のワンシーンを再現したひと味違うモノマネ芸が話題を集めている。
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■あの人気映画のワンシーン…?
(©ニュースサイトしらべぇ)
「ハリーポッターの図書室にある禁書」という書き出しで、モノマネ動画を投稿したのはお笑いコンビ・シンレンサイの三戸キャップ。だ(以下、三戸キャップ)。
本を開けた瞬間、人の顔がページに浮かび「ウオ゛ア゛アアァァァァ…!」と叫び声を上げる衝撃的シーンは、まさに映画『ハリーポッターと賢者の石』にて、主人公ハリーが図書室で手に取った、閲覧禁止の本そのものである。リアルすぎて怖い!
しかし次のカットに移ると、三戸キャップが本の後ろから顔を思いっきり押し付け叫ぶ様子が…。布団の上でやっているのが妙に庶民的だ。
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■「アイデアが凄い」と反響
種明かしカットのおかげで、本から顔が飛び出す仕組みが一瞬でわかるのと同時に、ジワジワと笑いが込み上げるこの動画。
コメント欄には「面白すぎ!」「不覚にも笑ってしまった」など、笑いのツボを刺激させられた声が多く寄せられている。また「最高です!! アイデアが凄いです」「違うアングルを見てもよくわからない…」など、抜群な発想力に対して賞賛する声も。
sirabee記者は間違いなくマグル(同作内の非魔法使い)である三戸キャップを直撃した!
■発想の原点は「ど根性ガエル」
9月14日に投稿されたこのツイートは、26日現在、約530リツイート、約4,600いいねと拡散中。
三戸キャップに今回のモノマネについて聞くと「まず本から顔が飛び出してくるシーンを観た時に、『ど根性ガエルのピョン吉みたいだな』と思いました。そんなことを考えてるときに、ちょうど部屋に干してあった白Tシャツが目に入り『これのお腹部分に顔を入れたら、さっきの顔が飛び出す本みたいになるのでは?』と思い、実際に本を作ってやってみることにしました」との回答が。これTシャツだったのか…。
本から顔が飛び出してくるハリーポッターのシーンは、確かにピョン吉感がある。
しかし、あのシーンからその発想が浮かび、実際に再現する行動力は、まさにこれまで様々な造形物をネタに活かしてきた三戸キャップならではの技である。短い動画時間でありながら、アイデア、自作の小道具など、大変な労力がかかっており、様々なこだわりが詰まったモノマネ芸となっている。
■唯一無二なモノマネを
「そこやる?」なモノマネを始めたきっかけは、「誰もやらないモノマネを追求したい」という思いから。
「もちろん王道モノマネも素晴らしいと思うのですが、誰もやらないモノマネって当たった時の破壊力が本当に凄まじいと思うんです。なので1,000本のヒットより、みんなが忘れられない1本のホームランをという思いで誰もやらない『そこやる?』なモノマネをはじめました!」と、モノマネへの熱い想いを語る三戸キャップ。
「そのネタがマイナーなモノマネだとしても、そのリスクを冒した先の未開の地には、とてつもない景色が広がるはずだと信じて突き進むようにしている」のだという。かっこいい…!
そんな独自のモノマネ街道を行く彼のコンセプトは「5秒のモノマネ動画に5時間かける」こと。ただ、先日公開した10時間もかけて撮った10秒モノマネ動画に、思うほどのコメントがつかなかった時には、さすがにショックが大きかったようで、「これ時間かかってそうだなぁ…ってモノマネ動画のときには嘘でもコメントいただけると救われます!」とのことなので、ぜひ彼のチャレンジを応援してあげてほしい。
ハリーポッターの図書室にある禁書 pic.twitter.com/OK32nx15WJ
— 三戸キャップ。(シンレンサイ (@mitocap_1216) September 14, 2022
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