用を足してトイレから出ようとしたのに、それができずに途方に暮れることに…。死をも意識したという女性が救われるまでの経緯を、『The Daily Star』など海外メディアが伝えた。
■トイレでまさかのアクシデント
タイのバンコクで暮らす女性が、先日自宅にてトイレに入った。用を足し終えると出ようとしたが、ドアノブを回すとポロッと取れてしまったという。
鍵をかけてあったこともあり、ノブが取れたドアはどうしても開かない。困った女性は大声で助けを呼んでみたが、誰の耳にも届かなかった。
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■死を意識するように
トイレに閉じこもったまま数日過ごした女性は、「ここで死んでしまう運命なのかもしれない」と考えるようになった。
せめて経緯を記録しておこうと考え、色付きのクリームを見つけて「生きるために水道水を飲んでいますが、水が出なくなったら死んでしまうでしょう」「ずっと『助けて』と叫んでいますが、誰も来ません」などと壁に書き記した。
■家族が心配して通報
この間にも家族は何度か女性との接触を試みていたが、返事がなかったため「困っているのではないか」と不安に思うようになった。
そこで女きょうだいが通報し、「行方不明になった家族がいます」「月曜日から音沙汰がありません」と警察に伝えたという。女性がトイレに入り、じつに3日が経過していた。
■ようやく救出された女性
慌てて駆けつけた警察官たちは、女性の自宅の門の鍵を開けて内部に突入。下の部屋から確認し、3階に上がったころにようやく叫び声に気がついた。
外からドアを開けて女性を救出した警察官たちは、家族にも連絡。念のため病院に連れて行ったほうが良いと勧めたというが、女性は元気でピンピンしていたそうだ。
火事や自然災害などが発生し、一刻も早く家から離れなくてはならないケースも起こり得る。ドアノブや窓が壊れかけている人は、早めに修理しておいたほうがいい。
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