トータルゴルフフィットネス トレーナーの江澤です。

私自身、ここ最近ドライバーでチーピンに悩まされています。

感覚的には手首でクラブを扱ってしまい左にふけていくようなボールが出ることが多いです。

その結果2打目の距離が残ってしまうことや打ちづらい場所からのセカンドショットという状況が多いような状況です。

この悩みを今回も当クラブの橋本コーチにお願いをして解決していただこうと思います。

レッスンの内容はこちらからご覧ください。

【関連記事】2打目がOBなら次は何打目?初心者にもわかりやすいペナルティの数え方

橋本コーチ解説

お話を聞いたところ、チーピンがたくさん出てしまうと時は「スイング軌道」と「フェーアングル」の差が大きくなっていることがとても多いです。

まずはその辺のズレがどのくらいあるのかをフライトスコープを使用して確認してみましょう。

こちらが江澤トレーナーのスイングデータになります。

飛び出してからすぐに少しフックしているような状態です。

結果としては約20ヤード左にずれているような状態です。

インパクトの瞬間も分析していきましょう。

まずはスイング軌道とフェーアングルの差を確認します。

オレンジの線がクラブパスになり、黄色い線がフェーアングルになります。

フェーアングルはほぼスクエアにインパクトができています。

ですが、クラブパスが少しインサイドアウトに当たっている状態です。

この角度をもう少し抑えることでフックの度合いを弱める事ができます。

こちらのデータを3次元で見てみましょう。

まずは右側に出ている数値の「Hプレーン」というものに注目をします。

Hプレーンというのは水平プレーンという意味です。

今の状態だとスイングプレーンが8.9度右を向いて振っているという数値が出ています。

この数値が出ているということは結構右を向いて振っている事がわかりますので、フェードを打つようなイメージで左に目標をとって打ってみたりすることも効果的であると考えられます。

左に打つことを嫌がる傾向がある人はこのようなデータになることが多いです。

無意識に左に振ることを嫌がってしまい、なかなか左に振り切れないと思いますので、その時は左にアドレスを取るようにしてください。

もちろんフェースはターゲットに向けてまっすぐのままにします。

この状態でスイングをすることを心がけてください。

このように意識してスイングをするとこのような変化が生まれます。

スイングプレーン自体も1.4度右になり右に向きすぎない結果に変わっています。

フックを嫌がりすぎてカラダどんどん右に向いてしまうので、インから入ってくる角度が強くなりヒールヒットになったり、手で返すのが強くなり左に行くボールが出やすくなります。

フックが怖くなり右を向き出してしまうことはとても多くあるので、そのような場合の時は、嫌がる方を向いて打つようにしてください。

これはプロゴルファーも多く実践している練習方法になります。

左を嫌がりだんだんと右の方へ目標を向くと、インサイドアウトが強くなりプレーン自体が右へ向きすぎていることになります。

そのまま振ってしまうとインサイドアウトが強すぎて、例えスクエアにヒットしたとしても出だしがまっすぐでその後フックしたボールになってしまいます。

このように修正していただければ左へのミスも減ると思います。

まとめ

今回のチーピンが多く出てしまうミスは身体の向きが問題だった事が判明しました。

左にボールがいくことを嫌がりそれが結果的に身体の向きを右に向けてしまっていた原因でした。その結果インサイドアウトの軌道が強くなり左への曲がり幅が多くなってしまっていました。

わざと嫌な方向にアドレスを構えスイングしていくことにより正しいプレーンになるのでまずはこの練習をぜひ実践してみることをお勧めします。

トータルゴルフフィットネスでは、ゴルファーの願いを最短で叶えるために、トレーナーとコーチが連携してカラダのチェック・スイングのチェックを行います。

『カラダの問題点』『ゴルフスイングの問題点』を明確にし、効率的なゴルフスイングを身につけるための提案を行います。

ゴルフレッスンだけではなかなか修正が難しかったフィジカル面の課題もゴルフ専門のトレーナーがしっかりと見極めて改善へ導きます。

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[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

江澤 彬

トータルゴルフフィットネス所属パーソナルトレーナー
トータルゴルフフィットネスではテクニカルマネージャーとして「より長く、より上手く」をコンセプトにゴルファーの健康とパフォーマンスに貢献するサービスの提供と、選手育成担当として世界に通用する自己管理能力の高いアスリートゴルファー育成に尽力している。

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