バルセロナスペイン女子代表DFマリア・ピラーレオンが絵に描いたような直接FKを沈めた。

審判団のストライキにより、開幕節が延期となっていたプリメーラ・ディビジオンフェミニーナ(スペイン女子1部)だが、第2節、第3節と、無事に試合が行われている。

バルセロナは25日の第3節でビジャレアルとアウェイで対戦し、4-1で勝利。先発出場したマピ・レオンは26分に男子顔負けの鋭いFKを沈めた。

ゴール正面やや右寄りでFKを獲得したバルセロナ。右足ならFWキャロライン・グラハム・ハンセン、左足ならマピ・レオンという状況で、短い助走から背番号「4」が左足を振り抜くと、壁を越えた一撃はクロバーを叩いてゴールイン。

ゴール裏の男性サポーターも一瞬のけぞる強烈な弾丸ライナーには、「泣けるほど美しい」、「世界最高のCB」といった賛辞が届いている。

マピ・レオンは持ち出し、フィード、対人守備のどれを取ってもハイレベルなトップクラスの左利きのセンターバック。当然これまでも代表の常連だが、スペイン女子代表は現在、首脳陣や協会と選手間でトラブルの渦中。スペイン『HERALDO』によれば、マピ・レオンは問題解決がなされなければ招集を辞退する旨のメッセージを送った15人のうち1人と、伝えられている。

リーグも開幕し、来年にはオーストラリア&ニュージーランドワールドカップ(W杯)も控えている。このような素晴らしいプレーを届けるためにも、早期の健全な解決が望まれる。

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