香りの民主化を掲げるパーソナライズ香水ブランド「Liberta Perfume(リベルタパフューム)」を運営する、Scentopia株式会社(本社:東京都目黒区、代表:山根大輝)は、2022年のプレタポルテコレクションとして“Japan Material“をテーマに、「茶」と「酒」をアップサイクルした『CHA-BA(チャバ)』と『GIN-JO(ギンジョ)』を2022年10月19日(水)より発売します。

▼特設サイト
https://liberta-perfume.com/lp?u=pret_a_porter_2022

オーダーメイドの香りを届けるリベルタパフュームの専属調香師チームが、自由な発想とアコードでクリエーションするコレクション。2021年のファーストコレクションは「LIBERATION(解放)」と題して、香りがないものに香りを与えるをテーマに、桜・向日葵・紅葉・雪をテーマにした香水を発表。2022年は「Japan Material」をテーマに、日本の香料素材をアップサイクルしてクリエーションすることに挑戦しました。
  • 日本の香りに着目した背景
海外の香水ブランドがクリエーションに取り上げるテーマが飽和する中、多くのブランドが日本文化にインスピレーションを受けた香りを展開しはじめています。その中でも特に「茶」をイメージした香りが頻出しますが、“日本文化に影響を受けた“と謳いながらも、実は私たち日本人にとって「馴染みのない香り」がクリエーションされることがほとんどです。特に「茶」は「MATCHA」としてミルクの入ったラテとして表現されることが多く、日本茶の持つ本来の茶葉の香りとは大きくかけ離れたものが多いことに疑問を感じていました。

そのような日本文化に根づく香りが、海外のパフューマー(調香師)によって「デフォルメ」して表現される中で、日本発のブランドとして「香りの民主化」を掲げるリベルタパフュームが、自国の文化に基づいた香りをクリエーションするべきではないかと考え、2022年のテーマとして「Japan Material」に取り組むことに決めるに至りました。

また同時に、日本文化が象徴する「繊細な香り」として「酒」が持つポテンシャルを、フレグランスという新しい形で表現をしていくことで、日本から世界へと「私たちの文化に根づく香り」を表現できると考え、「茶」と「酒」という2つのテーマでクリエーションすることを決めました。


「茶」と「酒」の香りを知るため、生産農家や酒蔵の方と情報交換をする中で、その製造過程で生まれる副産物として「粉茶」と「酒粕」があることを知り、またそれらが廃棄されていたり、商業的な価値を持たないということがわかりました。世界中の自然物から香料を抽出し、製品へと転換する“香水“というプロダクトにおいて、廃棄をゼロにすることはできませんが、捨てられてしまうものに光を与え、その価値を増大することはできるのではないか、と考えるように至りました。試行錯誤を重ねた結果、「粉茶」と「酒粕」をマリアナ海溝よりも高圧な「200hPaの超高圧機械」にかけることで、香気成分を壊さずにそのままの香りを抽出することができ、香料としての新しい命を吹き込むことが出来ました。

◆粉茶
茶葉の火入れや揉みの過程で発生する枝葉のカスや粉状のもので、多くの湿気を含むため、常温保管が難しく商品への転換が困難とされてきました。粉茶を取得してから数日内に高圧機にかけることで、フレッシュな状態の香りを抽出することを実現しました。

◆酒粕
清酒の製造過程で米を原料とする醪(もろみ)を絞り、酒と酒粕によりわける工程で発生し、食品としてそのまま食べることも可能な酒粕は、製造過程において大量に発生しますが商業的な価値は低いものでした。今回は古代米でつくる、他の種類よりも香り高い酒粕から香料を抽出することで豊かな香りを表現することができました。
  • 煎茶の香り「CHA-BA(チャバ)」
煎茶にインスピレーションを受けたCHA-BA(チャバ)は、茶筒をあけた時に香る芳しい香りから、湯を注いだあとの蒸し上がるような青々しさ、そして口に含んだ際のフレッシュな苦味と、最後に舌上に残る粉茶の苦味とえぐみを表現した香りです。

TOP:茶畑に広がる清涼感、茶筒をあける芳ばしさ、深蒸しの青々しさ
MID:喉を抜ける涼しさ、舌上の苦味とざらつき
LAST:舌下に広がる旨味、鼻腔に抜ける渋み

ティーリーフエクストラクト、マテアブソリュートガルバナム、
ブルジョンドゥカッシーオスマンサスなど

◆商品情報
コロンコンサントレ チャバ 100ml
¥7,000(税込)
※10/19より開催される、サロン ド パルファンにて先行発売開始
※リベルタパフュームの公式サイトでは、11/2のAM10時より発売開始
  • 吟醸の香り「GIN-JO(ギンジョ)
日本酒の中でも大吟醸にインスピレーションを受けたGIN-JO(ギンジョ)は、フレッシュなフルーティの香りから、徐々にとろみのあるフルーティな香りへと移り変わる吟醸香に、麹のまろやかで芳醇な甘さ、舌下に広がる旨味、そして喉越しのキリッとしたドライな印象を表現した香りです。

TOP:鼻腔を抜けるフルーツの軽やかさ
MID:舌上の熟したフルーツとろみ、米麹のまろやかな甘み
LAST:舌下に広がる旨味、喉越しの爽快さ

酒粕エクストラクト、ジュニパーベリー
ミモザアブソリュート、カモミールブルー、ヒノキなど

◆商品情報
コロンコンサントレ ギンジョ 100ml
¥7,000(税込)
※10/19より開催される、サロン ド パルファンにて先行発売開始
※リベルタパフュームの公式サイトでは、11/2のAM10時より発売開始
オーデコロンのようにみずみずしく透明感がありながらも、パフュームとしての複雑さや多面的な要素をもつのが特徴です。香水のようにしっかり肌にのせても、お洋服やインテリアにスプレーしても心地よい香りが 続きます。単体でまとうことも、お気に入りの香水とレイヤードしてまとうこともできます。香りの持続は3時間程度です。

またCHA-BA(チャバ)とGIN-JO(ギンジョ)の発売に加えて、2021年のプレタポルテLIBERATION」コレクションより、4種類のコロンコンサントレも発売を開始いたします。

コロンコンサントサクラマグナ 100ml
コロンコンサントレ ソルテッラ 100ml
コロンコンサントレ フラクタス 100ml
コロンコンサントレ 二ヴァリス 100ml

各種、¥7,000(税込)
※10/19より開催される、サロン ド パルファンにて先行発売開始
※リベルタパフュームの公式サイトでは、11/2のAM10時より発売開始
  • 提携パートナーのご紹介
CHA-BA(チャバ)とGIN-JO(ギンジョ)の開発に際して、株式会社TeaRoom・合資会社井坂酒造店との取り組みを行いました。また「茶」と「酒」に関する、特別対談インタビュー動画をリベルタパフュームの公式サイトにて公開しております。

◆株式会社TeaRoom
代表 岩本涼
http://tearoom.co.jp

2018年の創業より静岡県本山地域に日本茶工場を承継。サステイナブルな生産体制や茶業界の構造的課題に対して向き合うべく、2020年には農地所有適格法人の株式会社THE CRAFT FARMを設立。サプライチェーンの上流から販売までを一貫して担うことで、循環経済を意識した生産・日本茶の製法をもとにした嗜好品の開発及び販売・茶の湯関連の事業プロデュースなど、東京を中心に新しいお茶の需要創造を展開している。

◆合資会社井坂酒造店
12代目専務 井坂統幸
https://www.isakasyuzou.co.jp/

江戸末期の文政元年(1818年)に創業し、茨城県常陸太田市の豊かな水と良質な米を使い、老若男女、幅広い方々に受け入れられる「飲んでうまい酒」をモットーに酒造りをしている。
  • 今後の展開
ベルタパフュームは、引き続きひとり一人のお客さまに寄り添うオーダーメイドの香りをクリエーションしながら、日本発の調香師が率いるブランドとして、香りや匂いのさまざまな可能性を広げていくことで「香りの民主化」を進めてまいります。

また2022年10月19日より、伊勢丹新宿店にて開催されるサロンドパルファンに出展を予定しております。ブランドとして史上初となる本館・メンズ館のW出展が叶い、フルオーダーのセッションを含めて大幅にコンテンツをアップデートしています。

▼特設ページ
https://liberta-perfume.com/shop/information/trunkshow_date_20221119

配信元企業:Scentopia株式会社

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