Googleは9月30日(金)、クラウドゲーミングサービスGoogle Stadia(以下、Stadia)のサービスを終了すると発表した。同サービスを通じてゲームをプレイできるのは、現地時間の2023年1月18日(水)までとなる。

 Stadiaは海外向けに2019年にサービスを開始した、Googleによるクラウドゲームサービス。高性能なゲーミングPC家庭用ゲーム機を所持せずとも、通常のPCやAndroid搭載のスマートフォンなどから既存のゲームタイトルをプレイできるサービスとなっており、専用コントローラなどの展開でも注目を集めた。

 今回更新されたGoogleの公式ブログにて、Stadiaのトップを務めるPhil Harrison氏から同サービスは現地時間の2023年1月18日(水)をもって終了となることがアナウンスされた。サービス終了の理由としては「期待していたほどユーザーからの支持が得られなかった」ことが挙げられている。

「Google Stadia」2023年1月18日をもってサービス終了1
(画像は「Google Stadia」公式Twitterアカウントより)

 この発表にともない、Googleストアを通じて購入されたすべてのStadiaハードウェア、およびStadiaストアを通じて行われたすべてのゲーム、追加コンテンツについて返金を実施するとのこと。払い戻しの大部分は2023年1月中旬までに完了する予定であり、プレイヤーはサービス終了日まで引き続きゲームをプレイすることができるという。

 Stadia自体はサービス終了となるものの、サービスの基盤となっている技術についてはYouTubeやGoogle Play、拡張現実などといったGoogleのほかの部門に応用していく姿勢を示している。本件の詳細については、Googleの公式ブログなども参照されたい。

「Google Stadia」サービス終了に関するGoogle公式ブログ(英語版)はこちら