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 バスケットボール男子のBリーグは、7年目となるシーズンの開幕戦が9月29日夜、名古屋市ドルフィンズアリーナで行われ、B1の名古屋ダイヤモンドドルフィンズシーホース三河が対戦した。

 2022ー23シーズンのオープニングシュートは西田優大。三河は順調な立ち上がりを見せるも、名古屋Dのハードなディフェンスの前に得点を伸ばせず。逆転を許し、8点のビハインドで最初の10分を終える。

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 続く第2クォーター、名古屋Dに立て続けに3Pシュートを決められて、追いつくことができない。ダバンテ・ガードナーのフェイダウェイで踏みとどまるも、名古屋Dに傾いた流れを変えられず、残り2分半の段階で27ー45と15点のビハインドを背負う。

 後半の立ち上がりは、西田が3Pシュートで反撃の狼煙を上げる。激しい点の取り合いが続く中、シェーファーアヴィ幸樹がルーズボールに飛び込み、そこからファストブレイクに転じてカイル・オクインがイージーレイアップでチームを勢いづけると、残り3分に西田がコーナー3Pシュートを射抜いて再び10点差までで詰め寄る。しかし残り1分から連続失点し、63ー79で最終Qを迎えた。

 最後の10分、西田のドライブ、中村太地の3Pシュート、ブランドン・ジャワトのリバウンドで追走するも、名古屋Dの得点を止められず、点差を21点に拡大される。オクインがミドルシュートなどで6点を挙げて意地を見せたが、15点差でタイムアップ。悔しい黒星スタートとなった。

 試合後のインタビューで、第1クォーターの最初、第3クォーターの最初で積極的にゴールを狙っていた西田は、その時の心情を「自分がやらなくていけないという気持ちもあった」と話した。

 また、シェーファーは今シーズンへの思いとして「今まではバスケ歴は短く、伸びしろがあると甘く見てもらえていた部分はあると思うが、ここまで来たらもう言い訳にならない。これからは厳しく見てもらいたいし、自分自身も厳しくしていきたい」と語った。今シーズンのこだわりについて聞かれると、「リバウンドは昨シーズンに引き続き大事にしていきたい。あとはスピードやブロックなど、スタッツに現れるディフェンスの部分で貢献したい」と話した。

 鈴木貴美一ヘッドコーチは「前半に相手の3ポイントに対してディフェンスが甘かったことが今日の最大の敗因。後半は良いディフェンスも出て対等に戦えたが、ローテーションがうまくいかず、悪い部分が出た」とコメントした。

 三河は10月1日ドルフィンズアリーナで名古屋Dと再度試合を行う。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

Bリーグ開幕戦、三河が悔しい黒星スタート。名古屋Dに86-101で敗れ、西田優大は「自分がやらなくていけない」