「事実は小説より奇なり」とはよく言ったもので、世の中には「いくら考えたとしても、普通やるか?」と首を傾げてしまう事象も少なくない。
今回は不倫を成し遂げるため、とある男性が講じた「スケールの大きすぎる仕掛け」について探っていこう。
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■主流となった「テレワーク」だが…
今回ピックアップするのは、ある女性が日本最大級の総合探偵社「ガルエージェンシー」に夫の素行調査を依頼したケース。
現在主流となっている「テレワーク」だが、もちろんコロナ禍以前は「出社」が基本となっていた業界が多く、業種や職種によっては「テレワークでは業務が成り立たない」といった理由から、一度もテレワークを経験したことのない人もいるだろう。
女性の夫も出社を続けていたタイプなのだが、知人との会話から綻びが生じてしまい…。
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■じつは「1年前」から…
元々は夫と同じ企業に勤めていたのだが、現在は退職して専業主婦となった女性。
ある日、夫との共通の知人である女性(夫と職場が同じ)と世間話をしていた際、同社では「1年前からテレワークを採用している」という事実を告げられたのだ。
もちろん夫からはそのような話を受けておらず、動揺しつつものその場はなんとかやり過ごして「ガルエージェンシー西神奈川」に、夫の素行調査を依頼することを決意。
すると夫はやはりクロで、ある女性との不倫行為に及んでいたのだが、あまりにスケールの大きな偽装工作を施していたことが明らかに…。
■この不倫、スケールがデカすぎる
ガルエージェンシーによる調査の結果、調査対象の男性は自宅と会社の中間当たりのエリアでワンルームマンションを借りており、平日は毎日同マンションに立ち寄っていたことが判明。
そこで調査員が男性の入った部屋を注視していると、男性の入室から少し時間を置いて、1人の女性が部屋の中へ入っていくではないか。その後、女性は午後3時ごろになると出て行き、男性も夕方ごろには帰路に着く…というのが、ルーティンになっていたという。
調査員が女性の後をつけると、女性はその後、小学校低学年の子供を迎えに行き、スーパーで買い物の後に帰宅。さらに調査を進めた結果、女性にも夫がいる、つまり「W不倫」であると明らかになったのだ。
なお、調査対象の男性と女性はかなり親密な様子で、2人一緒に外で歩いている様子を見た調査員が「本当の夫婦のようだった」と述懐するほどである。
■この解決で本当に良いのか…?
今回のケースは夫がいわゆる「高収入」の人物であり、家計および財布の紐を完全に握っていたのだ。マンション関連の引き落としなども妻の見えないところで処理されていたため、こうした大胆な手口での不倫が実行できたものだろう。
…とここまでならばまだ理解はできるのだが、特筆すべきは不倫発覚後の「夫婦のその後」である。依頼主の女性は当然、夫と不倫相手の女性にそれぞれ慰謝料を請求することにしたのだが、なんと夫は「(不倫相手の)女性の慰謝料も自分が払う」と主張し、女性の夫には一切の事情が知らされないまま、一連の不倫騒動は幕を閉じることに。
最終的に依頼主の女性は「夫に2つの慰謝料を払ってもらう」「夫と離婚はしない」という2つの決断をしたワケだが…色々と釈然としないのは記者だけであろうか。
最後に、ガルエージェンシー西神奈川代表・樋口恵里氏に今回のケースを顧みて、件の男性が再度不倫に手を染める可能性について尋ねたところ、樋口氏は「その後のことについてはなんとも申し上げられませんが…」と前置きしつつ、「過去の経験上、一度浮気や不倫をした人は、何度も繰り返す傾向が多く見られます」と私見を語ってくれたのだ。
パートナーの浮気・不倫は「一度許した」という事実が、本当のスタート地点になるのかもしれない。
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