結婚相談所や婚活サービスを提供するQ.E.D.パートナーズ(川崎市)が、35歳以上の独身男性を対象に実施した「結婚」に関する意識調査の結果を発表しました。

「恋愛期間が長過ぎて…」「仕事との両立が…」

 まず、「結婚してもいいと思った瞬間はあるか」について聞いたところ、「ある」が60.2%、「ない」が39.8%という結果になりました。

「ある」と回答した人に、なぜ結婚しなかったのかを聞いてみると「恋愛期間が長過ぎてタイミングを失った」「結婚したいと思える人と付き合いが続かなかった」「仕事との両立がうまくいかなかった」「相手の都合で婚約が破棄になった」「まだ自由に遊びたかった」といったコメントが。

 一方、「ない」と回答した人に、その理由を尋ねると「出会いがなかった」「自分の時間が失われてしまうと感じるため」「一人の時間を手放してもいいと思えるほどの相手がいない」「養っていける自信がないから」「趣味が多いため、そこに費やせる時間が減りそうに感じる」といった声が寄せられました。

 昨今、男性の4人に1人が「50歳時点で未婚状態」といわれていることを受け、「未婚状態で来年50歳になるとしたら、婚活を考えるか」について質問すると、68.0%の人が「婚活しない」と回答。仮に独身で50歳を迎えるとしても、「このまま一人でよい」と考える人が多いことがうかがえます。

 また、「50歳時点で未婚男性を思い浮かべたとき、結婚しなかった理由で最もこれだと思うもの」を選ぶ質問では、「本人の結婚願望がない」が30.4%でトップに。次いで、「結婚のタイミングを逃した」が25.4%となりました。

 調査結果を受けて、同社は「35歳以上の独身男性の3割が、同性の50歳未婚男性について『本人の結婚願望がない』から未婚なんだろうと想像していることは、『結婚しない』選択が当たり前になりつつあるということ」「このような感覚の男性が増えることにより、これから未婚率がさらに高くなってしまう可能性がありそうです」とコメントを寄せています。

 なお、調査は2022年9月、35歳以上の独身男性を対象に、インターネット上で実施。181人から有効回答を得たものです。回答者の年齢層は、「35〜39歳」(39.8%)、「40〜44歳」(18.8%)、「45〜49歳」(21.5%)、「50〜54歳」(11.6%)、「55〜59歳」(6.6%)…と続いています。

オトナンサー編集部

独身男性たちの「結婚」に対する本音とは…