泥棒

無断で他人のアパートに侵入し、あれこれ盗んで持ち去る。そんな悪質な侵入窃盗を繰り返していた男が逮捕されるまでの意外な経緯を、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。


■盗みを繰り返した男

アメリカ・オクラホマ州で暮らす男が、ある地区にあるアパートに出没。玄関ドアを蹴破って侵入する行為を、7月23日から9月13日までのあいだ何度も繰り返した。

男は複数の部屋を荒らし、そのたびに電子機器や銃、テレビなどを盗み出すという行為を連発。目的は、SNSで「買いたい」という人を見つけて売りつけることだった。


関連記事:建設現場からショベルカーを盗み逃走した男 食料品店の駐車場を掘り逮捕

■重要な目撃情報も…

盗みを繰り返すうち「犯人を見た」という人も出てきたが、複数の目撃者が男の特徴について「スポンジボブ柄の半ズボンと靴下をはいていました」と証言。警察がさっそく捜索を始めると、盗品を撮った写真がSNSにアップされたことで事態は急展開した。

商品だけを写真に収めて出品するはずが、特徴的なスポンジ・ボブ柄の服が写真の背景に写り込んでいたのだ。そこで当局は、「出品者が容疑者である可能性が高い」と判断。男の身元を特定し、自宅に向かった。

■アパート内で発見された盗品

事情を聞くため、警察官たちは16日に男が暮らすアパートへ。そこで内部をくまなく調べ、スポンジボブ柄の洋服、複数のテレビ、携帯電話タブレット、銃、銃弾などを多数発見して押収した。

これに続いて男の身柄を確保した警察は、盗品の多くを元の持ち主に返すことができた。


■警察の声明も話題に

地元警察は、男について「過去に何度も窃盗行為を繰り返していた人物」と発表。公式SNSには、スポンジボブの家になぞらえて「男の家は海底のパイナップルではありませんでした」と書き込み、市民の笑いを誘っている。

なおインターネットには、この事件に対する感想が多数書き込まれており、なかには「笑えるニュースではあるけれど、刑務所にぶち込んでほしい」というコメントもある。

ただの盗みで済んだからまだしも、治安の悪い地域では強盗殺人事件なども発生している。防犯アラームの設置など、自宅でもできる対策を見直しておくほうが安心だ。

・合わせて読みたい→12歳息子が母親を誤って死亡させる 「不審者がやった」と嘘の証言するも…

(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

侵入窃盗を繰り返した男が逮捕 大好きな「スポンジボブ柄の服」があだに