加害者が姑息な方法で子どもに声をかけ、危害を加える事件は多くの国で発生しているが、とある国ではお菓子で誘惑し、少女をレイプした男がいる。

 ロシア・オムスクで46歳の男が9歳の少女をレイプ。男はチョコレートをあげると言って誘い出し、少女は殴られ全ての歯を失ったと海外ニュースサイト『Mirror』と『The Daily Star』が8月31日までに報じた。

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 報道によると、男は少女と花屋で偶然会い「箱のチョコレートをあげる」と言って少女を近くの人けのない荒地に誘い込んだという。男と少女に面識はなかった。また少女は花屋に一人でいたとみられている。男は少女を誘い込むと、ほほをこぶしで3回殴ってレイプした。

 レイプ後、たまたま52歳のトラック運転手の男性が現場を通りかかった。運転手は少女の悲鳴を聞きトラックを降り、少女の元へ向かい保護した。一方、男はその場から逃走。約48時間、近くの村の墓地に隠れていたが逮捕された。運転手が駆けつけた際、男と少女は裸で、少女はすぐに立ち上がって洋服を着て、男から離れたそうだ。男が洋服をその場で着たのかは不明だが、逮捕時は着ていたため、洋服を持って逃走したとみられている。

 少女は運転手によってすぐに病院に運ばれ集中治療を受けているという。少女は男に殴られ全ての歯が抜け落ち、体にも重傷を負っているそうだ。

 逮捕後、男は少女と友達になるためにチョコレートを提供したこと、殴ってレイプをしたことを認めているものの「レイプを実行した時、私は完全に酒に酔っていた」と供述している。警察は男が実際に酔っていたのかどうかは公表していないが、酔っていて心神喪失状態、もしくは記憶がない場合は責任能力が問われることもある。ただし、一般的に酒が心神喪失につながったと認められる可能性は著しく低い。男の判決は今後の裁判で決定されるが、最大で20年の刑務所行きが言い渡されれる可能性がある。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「心が痛むようなニュース。関係のない子どもが被害に遭うのはつらい」「チョコレートで釣ることが最低。子どもならついていってしまう」「こういう事件があるから子どもを一人で外に出すのは怖い。花屋なんて警戒心が薄れる場所」「レイプもひどいが歯が折られるとは、よほど強い力で殴られたのだろう」「酔っていたというのが裁判に影響しないでほしい。重い罰を下してほしい」といった声が挙がっていた。

 お菓子で誘い、さらに暴力を振るった男の行為は卑劣極まりない。酔っていたとしてもそれは決して言い訳にはならず、許されない重大な犯罪だ。

記事内の引用について
Evil man confesses to raping and crushing girl, 9, after luring her with chocolates」(Mirror)より
https://www.mirror.co.uk/news/world-news/evil-man-confesses-raping-crushing-27869122
Evil sawmill worker admits raping girl, 9, and knocking all her teeth out」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/world-news/evil-sawmill-worker-admits-raping-27878588

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