ゴールデンレトリバーのメイジーは、ほぼ毎日、ある時間になると芝生の上に座っている。ただ日光浴をしているだけではない。彼女には会いたい人がいるのだ。
それはおじいさんにとっても同様だ。毎日の散歩でメイジーに会って触れ合うことを楽しみにしている。
今年は猛暑で、さすがにおじいさんも散歩ができない時期があった。そんな時にもメイジーはずっと芝生でおじいさんが来るのを待ち続けていたという。
メイジーは、落ち葉を口にくわえておじいさんにプレゼントすることもあるそうだ。
今年3歳になったゴールデンレトリバーのメイジーには思い人がいる。近所の老人ホームに住む、おじいさんのリチャードさんだ。
リチャードさんが歩行器を押しながら、毎朝の散歩の時間が近づくと、メイジーは芝生の上で辛抱強くおじいさんが来るのを待っている。
リチャードさんの姿を見つけると、うれしそうに尻尾をびゅんびゅん振りながら駆け寄っていく。
リチャードさんだってメイジーに会えるのが楽しみでしかたがない。メイジーが近づいてくると満面の微笑で彼女を見つめる。
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今年の夏は暑くて、リチャードさんは体調を崩し、散歩に出る機会が減ってしまったそうだ。それでもメイジーは芝生の上で、彼が来るのを待ち続ける。
そうして思い人がやってくると、時に落ち葉を口にくわえて彼にプレゼントすることもあるという。
ある日の散歩中、リチャードさんがメイジーを見つけて交流が始まった。メイジーは自分を心から愛してくれるリチャードさんをすぐに好きになった。
両者の交流は長く続いているが、メイジーの飼い主であるマーク・スピールマンさんは、最近になってその様子を撮影するようになったという。
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リチャードさんの歩行器は椅子代わりにもなる。メイジーのいる場所までくると椅子に座り、じっくりたっぷりとメイジーを撫で、かわいがる。
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リチャードさんの姿を見ない日が続くと、飼い主のスピールマンさんは心配して、ホームに電話をして彼の様子を確認していたそうだ。
ようやく気温も落ち着き、リチャードさんも元気になって1人で散歩に出られるようになり、再びリチャードさんとメイジーの甘い時間が戻って来た。
両者の心温まる交流が長く、ずっと長く続きますように!
彼らの様子はスピールマンさんのTikTokアカウント『mspeelhmb』で見ることができる。
written by parumo
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