9月28日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)での同局社員でレギュラーコメンテーターの玉川徹氏の発言が、訂正と謝罪に追い込まれた。玉川氏は安倍晋三元首相の国葬の中で、菅義偉前首相による追悼スピーチを「当然、電通入ってますからね」とコメント。翌日の放送で、玉川氏は「事実ではありませんでした」「電通は全く関わっていないということがわかりました」と謝罪した。

 玉川氏は同番組でたびたび物議を醸す発言を行っているが、これまでにも今回の発言同様に、訂正と謝罪を行っているケースがある。

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 2020年1月21日の放送では、中国人観光客に人気がある観光都市として大阪府箕面市が取り上げられた。その際、玉川氏が「取材しましたよ箕面。トンネル掘ったら水が涸れちゃって、少なくなって、滝の水が少なくなったと確か取材した。回復したのかな」とコメント。これに対し、同市の倉田哲郎市長がツイッターで怒りを表明し、正式に抗議を行った。これを受け、24日の番組内で訂正と謝罪が行われた。

 2020年4月28日の放送では、新型コロナウイルスのトピックで「東京都は土日に検査を行っていない」といった発言を行った。これは週末に東京都の陽性者数が減った背景を玉川氏が解説したものだが、実際は事実無根であった。そのため、翌29日の放送で玉川氏は「土日に関しても行政の検査機関は休んでいなかったという風なことも分かりました」と訂正と謝罪を行った。

 2022年6月1日の放送では、玉川氏は「帯状疱疹ワクチンが保険適用される」といった発言を行った。だが翌2日の放送では、早くも番組内で「保険適用はされません。ただ自治体によって費用を助成するところもある」と訂正と謝罪が行われた。玉川氏は、自治体の補助を保険適用と勘違いしていたと釈明した。

 玉川氏は発言の影響力も大きいだけに、やはり情報の精査は求められると言えそうだ。

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