思わず二度見!

尾翼は「2色の緑に」

ANA(全日空)の新たな特別デザイン機、「ANA Future Promise 特別塗装機」が2022年10月2日夜18時30分すぎ、塗装刷新後、初めて羽田空港に飛来しました。この特別塗装は、尾翼がANAのコーポレートカラーの青ではなく、2色の緑で塗られているという大胆なデザインが特徴です。

「ANA Future Promise 特別塗装機」はANAグループが持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指し立ち上げたプロジェクト「ANA Future Promise」の取り組みをアピールするもの。同社はこのデザインを「環境の概念を表現する『水と緑』をモチーフとした」としています。

特別塗装をまとうのは、ボーイング787-9「JA871A」、787-8「JA874A」の2機。今回羽田空港に到着したのは「JA871A」。航空機追跡サイト「フライトレーダー24」によると、同機は9月3日に成田から台北へ回送運航。台北で塗装作業を実施したのち、このたび羽田に戻ってきたと見られます。この機は国際線仕様機となっており、「JA874A」より一足先に定期便の一部路線に投入される予定。なお、ANAによると、この「緑のANA機」は中長期的に活用される見通しだそうです。

ANAではこの特別塗装機の就航のほか、サステナブルな素材を使用した機内サービス品(機内食食器の一部、機用品の包材等)の提供や、航空をテーマとしたアップサイクル商品の販売拡充、CO2排出抑制を目的としたハンドリング等を中長期で展開するとしています。

羽田空港に到着した「緑のANA機」、JA871A(2022年10月2日、乗りものニュース編集部撮影)。