ウォルバーハンプトンは2日、ブルーノ・ラージ監督(46)の解任を発表した。

昨夏、ヌーノ・エスピリト・サント前監督の後任としてウルブスの新指揮官に就任したラージ監督。就任1年目はヌーノ体制で採用していた[3-5-2]の堅守速攻をベースに、より能動的にゲームを作る自身のエッセンスを注入し、10位でのフィニッシュに導いた。また、今年1月にはプレミアリーグ選出の月間最優秀監督賞も受賞していた。

しかし、就任2年目となった今季は8試合消化時点で1勝3分け4敗で降格圏の18位に低迷。DFネイサン・コリンズやMFマテウス・ヌネス、FWゴンサロ・ゲデス、FWサーシャ・カライジッチといった新戦力を補強し、4バックへのシステム変更を敢行したが、カライジッチの長期離脱やエースFWラウール・ヒメネスのコンディションの問題もあり、8試合でわずか3得点と得点力不足が深刻化していた。

そういった中、1日に行われたウェストハム戦の0-2の敗戦翌日にクラブはポルトガル指揮官の更迭を決断。後任が決定するまではユースチームを率いるスティーブ・デイビス氏、ジェームズ・コリンズ氏が暫定的にチームを指揮することになる。

ラージ氏はベンフィカの下部組織やBチームの指揮官を歴任し、2019年1月からトップチームを指揮。2018-19シーズンはシーズン途中就任ながら逆転でリーグ優勝を達成。しかし、2019-20シーズンはリーグ優勝を逃し、シーズン終了後に退任していた。

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