SNS・スマホ・スマートフォン・炎上

ユーモアに富んだ表現や、思いやりが感じられる優しい言葉を理由に、マッチングアプリで出会った異性に真剣に恋をする人たちがいる。もちろん、添付された写真に魅かれることもあるだろう。

だが、オーストラリアのある女性は「私はそれで失敗しました。ネット上の人物にのめりこむのは危険よ」と断言する。彼女の身にいったい何があったというのか…。


■互いに恋心を募らせる

自身の悲しい体験談をオーストラリアのメディア『7News/Real Life』に激白したのは、シドニー在住のクリスティーン・アバディルさん(22)。TikTok に190 万人超のフォロワーを持つコンテンツ・クリエーターだ。

クリスティーンさんはあるとき、マッチングアプリでニュージーランドに暮らしているジェイという男と知り合い、良い雰囲気に。彼女がほかの男性と夜遊びをするとジェイは嫉妬し、互いを強く意識する関係になっていった。


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■だが彼は実在しなかった

ある日、クリスティーンさんはついにニュージーランドへ。連絡をとるとジェイは大喜びし、「お気に入りのクラブにいるから来て」と場所を案内してきた。ところがクラブにそんな人物はいなかった。

やがて店は閉まり、騙されていたことを悟ったクリスティーンさん。そのときの心境を「私はひどく動揺し、混乱し、そして自分自身の愚かさに次第に腹が立ちました」などと話している。

■FaceTimeを拒否される

ロマンチックな心を常に刺激してきたジェイだが、考えてみれば不可解な点が1つあった。Face Timeで会話したいと持ち掛けても「僕は好きじゃない」と毎回断られていたのだ。

「それ、ちょっと怪しいんじゃない?」と心配する友人もいたが、クリスティーンさん自身、マッチングアプリなどで詐欺に引っかかった経験が一度もなく、まさか自分が…という気持ちでいっぱいだったという。


■相手は女だった

クリスティーンさんは、ジェイからもらった携帯電話の番号に連絡。すると女性が出て、意外にも素直に「騙してごめんなさい」と謝罪してきた。女はクリスティーンさんを好きになり、しかし彼女がストレートであるため、ジェイという男を演じていたのだという。

こうした工作をする人が、マッチングアプリには少なからず存在する。相手を信じたいと思う気持ちが当時は勝っていたクリスティーンさんだが、FaceTimeを拒否された段階で疑うべきだったと反省しているという。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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