先日に近距離でのプライベートジェット使用で批判を招いたパリ・サンジェルマン(PSG)だが、今回のリスボン遠征で新たな批判を招く可能性が浮上しているようだ。フランス『Le Parisien』が報じている。

PSGは先月3日に行われたリーグ・アン第6節ナントとのアウェイゲームに向かう際、パリから比較的距離が近いにもかかわらずプライベートジェットを使用。

気候変動に影響を与えるとされるプライベートジェット利用は、昨今大きな議論の的となる中、クリストフ・ガルティエ監督は公式会見の場で意見を求められると、「今朝、移動手段を手配する会社と相談し、砂上ヨットでの移動を検討していた」とジョークで返答。この環境問題軽視の返答は環境活動家などから大きな批判を招き、フランス指揮官は後に謝罪に追い込まれていた。

そういった一件もあった中、今回新たな批判を招いているのは、往復3600Kmと言われるチームバスの長距離移動だ。

5日にチャンピオンズリーグ(CL)でベンフィカとのアウェイゲームを戦うPSGの選手やスタッフは、リスボンまでの移動を当然のことながらプライベートジェットで行う。しかし、そのチームの移動に先んじてクラブはチームバスを片道1800kmの行程で現地へ向かわせたという。

そして、このチームバスはリスボンの空港からホテル、ホテルからスタジアムへの近距離の移動の際に使用された後、選手やスタッフを乗せることなく再び1800kmの行程でパリへ戻ることになるという。

通常、長距離移動が伴う遠征では遠征先での近距離の移動に関しては、現地でチャーターしたバスを使用するケースが多いが、PSGは安全面を考慮してか、防弾などの装甲が施されているクラブ保有のチームバスの使用を決断した模様だ。

前述のプライベートジェット使用とは異なり、今回の一件は過剰な指摘とも取れるが、世界全体が環境問題に取り組む現状では細かな環境への配慮が求められる。

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