ゴルフ漫画「風の大地」などで知られる、漫画家・かざま鋭二さんが亡くなったことがわかった。10月4日、同作を連載していた「ビッグコミックオリジナル」編集部が発表した。

同誌の公式サイトに掲載された訃報では、「漫画家のかざま鋭二(かざまえいじ)先生が、2022年10月2日、膵臓がんのために永眠されました。75歳でした。なお、ご葬儀は親族のみで執り行われました。30余年に渡り『ビッグコミックオリジナル』で『風の大地』をご執筆いただいた、先生の生前のご功績に対する心からの敬意とともに、謹んで哀悼の意を表します。これまでご愛読、応援いただいた読者の皆様、お世話になりました関係者の皆様に深く感謝申し上げます」と告知している。

かざまさんは1947年、東京生まれ。1966年「その名はゼロ」で貸本漫画にてデビューし、1969年より雑誌「少年キング」にて「栄光への5000キロ」で一般漫画誌デビューを果たした。1991年ビッグコミックオリジナル」(小学館)にて「風の大地」(原作:坂田信弘)の連載を開始。1993年に第39回小学館漫画賞青年一般部門を受賞。「ひかりの空」(原作:坂田信弘)、「大地の子シリーズ」(原作:坂田信弘)など、ゴルフ漫画で数々のヒット作を描いた。