現地時間2022年10月1日、マシン・ガン・ケリー(MGK)が英ロンドンのウェンブリー・アリーナで行ったライブ中に、リンキン・パークのフロントマンで亡き友人のチェスター・ベニントンについて回想した。

 MGKは、集まった観客に対し「俺たちは一緒にツアーに出る予定だったけれど、その3日前にチェスターが亡くなったんだ」と2017年にリンキン・パークのツアーの前座を務める予定だったものの、直前にチェスターが41歳で命を絶ったことを明かした。「彼に最後に会ったのは、ここヨーロッパだった。人生は短い、だから全力で生きてほしい。大変なことはわかってる。マジで辛いこともある。でも、今夜のような夜は、人生に価値を与えてくれる。みんなが会場を去った後も、このような夜をもっと見つけられることを願っている。そしてこの短い人生を全うしてくれ」とMGKは続けた。

 リンキン・パークの【ワン・モア・ライト・ワールド・ツアー】の米ポーランド公演で共演を果たしたMGKは、バンドの2017年のワールド・ツアーの北米日程のオープニング・アクトを務める予定だったが、チェスターの死を受けてツアーは中止された。

 故チェスターをトリビュートした後、MGKは2019年のアルバム『ホテル・ディアブロ』に収録されているバラード「グラス・ハウス」を披露した。この曲には、故チェスターをはじめ、リル・ピープ、マック・ミラーなど若くして命を失った彼の友人たちを称える歌詞が含まれている。

マシン・ガン・ケリー、故チェスター・ベニントンをロンドン公演で追悼