広島県広島市で3日、面識のない男性につきまとって借金を迫り、現金2万1000円をだまし取ったとして、同県坂町在住35歳解体工の男が詐欺の疑いで逮捕された。

 男は昨年11月、広島市安佐南区の集合住宅付近で、20歳の男性会社員に対し「生活に困っている」「返すからあるだけのお金を貸してほしい」などと嘘を並べ、現金2万1000円をだまし取った。

 ​>>25歳ホストクラブ従業員男、70代女性から現金300万をだまし取り逮捕<<​​​

 警察によると、男は9月にも全く面識のない大学生につきまとって、15万円をだまし取ったとして逮捕されていた。広島県内では同じ手口の事件が複数件発生しており、警察は男の容疑である可能性が高いと見て、捜査を進めている。取り調べに対して、男は「間違いない」と容疑を認めている。他人にしつこくつきまとい、金を巻き上げていたという男。その行動は極めて悪質である。

 この事件に、ネット上では「おそらく犯人の職業からして輩(やから)のような風貌で、断ることが難しかったんだろう。極めて悪質」「一度成功して味をしめている。逮捕してもまたやる可能性が高い。広島県の人は、注意した方がいい」「返す気なんかないでしょう。犯人からすれば、それこそカツアゲのようなもの」「声をかけられた人は面倒で金を出してしまうのかもしれないけど…。そういう人間が犯罪者を作る」と怒りの声が上がる。

 また、「どうしてこんな状況で金を貸してしまうのかな。警察に連絡するという方法はなかったんだろうか」「単なる恐喝。暴力をちらつかせていたんだろうと思う。しっかり刑罰を与えろよ」「恐喝罪を適用するなどしてほしい」などの指摘も出ていた。

画像はイメージです