4日、第102回天皇杯の準決勝2試合が行われた。

J2勢で唯一勝ち上がっているヴァンフォーレ甲府はJ1の鹿島アントラーズと対戦。アウェイの地での戦いとなった中、37分に宮崎純真がゴールを奪う。

先手を奪った甲府は鹿島の猛攻を受けることに。合計18本のシュートを浴びながらも、集中した守備を見せてクリーンシートを達成。またしてもJ1勢を倒し、クラブ史上初の決勝へと駒を進めた。

また、もう1試合はJ1で優勝の可能性が僅かに残るサンフレッチェ広島と、残留争い中の京都サンガF.C.の一戦。京都のホームで行われた。

J1勢同士の対戦となった中、試合は40分にPKをドウグラス・ヴィエイラがしっかりと決めて広島が先制する。

リーグ戦の好調ぶりをそのまま出したい広島だったが、79分にイスマイラに強烈なシュートを叩き込まれて同点に。90分を終えて延長戦にもつれ込む。

その延長戦では、先制点のドウグラス・ヴィエイラに代わって出場していたナッシム・ベン・カリファが95分に巧みなパス交換から落ち着いて決めて勝ち越しに成功。その後は危なげなく戦い勝利。9年ぶりの決勝に駒を進めた。

なお、決勝は10月16日(日)に日産スタジアムで14時から行われる。互いに優勝経験はなく、どちらが勝っても初優勝となる。

天皇杯 準決勝

ヴァンフォーレ甲府 1-0 鹿島アントラーズ
【甲府】
宮崎純真(前37)

京都サンガFC 1-2 サンフレッチェ広島
【広島】
ドウグラス・ヴィエイラ(前40[PK])
ナッシム・ベン・カリファ(延前5)
【京都】
イスマイラ(後34)

サムネイル画像