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4代目フィットがマイナーチェンジ

ホンダが、コンパクトカーの「フィット」を改良し、10月7日に発売することを明らかにした。

【画像】改良新型ホンダ・フィットと「RS」【デザイン/内装】 全92枚

2020年に登場した4代目モデルのマイナーチェンジということになる。

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フィットe:HEV RS。画像の外装色「スレートグレー・パール」は、RSと改良型クロスターに与えられる専用カラーだ。    ホンダ

現行世代のフィット各モデルに変更が加えられるのだが、注目はなんと言っても「RS」の復活。

「ベーシック」 シンプルな基本のタイプ
「ホーム」 生活になじむデザインの快適な1台
「リュクス」 洗練・上質のスタイリッシュ仕様
「クロスター」 週末のアクティブライフに
「RS」 デザイン/走りの質にこだわるタイプ

ここでは、フィットRSについて見ていこう。

「RS」は、専用のフロントグリル、フロントバンパーサイドシル・ガーニッシュ、リアバンパー、リアスポイラーアルミホイールが採用される。

当然、フィットのスポーティ・グレードという位置づけだが、その特徴は見た目の変化だけではない。

RS シャシーとハイブリッドの注目点

新しいフィットRSは、やはりシャシーにも手が加わっている。

荒れた路面で車体の揺れを抑えるために、性能を突き詰めたRS専用のサスペンションを装備したというのだ。

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フィットe:HEV RSの前席内装。ADAS面では、従来のホンダセンシング機能に加えて、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、急アクセル抑制機能が新たに標準設定されている。    ホンダ

ホンダはその狙いを、「ドライバーの操作とクルマの挙動がさまざまなシーンで気持ちよくつながる“操る楽しさ”と、質感の高い“爽快な乗り味”の両立」と紹介している。

ヤリス、ノート、アクアなど、ライバルが乱立するコンパクトカー市場にあって、モータースポーツのイメージが強いホンダ・ブランドを前面に押し出すグレードが復活した格好だ。

元々パッケージングなどの強みを持つフィットだけに、RSの登場によって再びユーザーの視線を集めたいところである。

なお「RS」には、ハイブリッド(e:HEV)仕様、内燃ガソリン仕様の2種類がラインナップされる。

「e:HEV RS」は、アクセルオフ時の減速力を4段階で選択できるセレクター、3つのドライブモード・スイッチ(ノーマル/スポーツ/ECON)が専用装備され、走りに覚えのあるドライバーのこだわりに応える。

今回の改良にあわせて、e:HEV全車でモーター最高出力が123psに高まった(14psアップ)ので期待したい。

そして、ガソリン仕様の「RS」は、11月10日 木曜に公開されるということが判明している。

フィットRSの価格は、現時点ではe:HEV仕様のみ発表。234万6300円だ。駆動方式は前輪駆動のみとなる。


来たぜ! ホンダ・フィットRS復活、その狙いは? 価格/専用サスペンションについて