国際都市・東京の不動産は、世界の主要都市の価格と比べ、まだまだ割安と認知されているようだ。そうしたことから東京は有望な投資先として見られており、最近の円安でさらに東京の不動産に注視する投資家も増えた。街中を歩いていれば目に留まるのが華やかな商業ビルやオフィス。その中でもひときわ目を引く数々のビルやテナントを手掛けているのが東京の日比谷にオフィスを構える賃貸不動産デベロッパー、テンワス株式会社 代表取締役 南文雅貴氏だ。 

 テンワス 南文 代表取締役は、「強靭なビルづくりや不動産の付加価値向上によって、テナントや地域のお客様に対して、確かな安心と安全、そして喜びや感動を提供していくことが私たちの使命であり、存在意義です。」と話す。 東京エリア中心の商業ビル、オフィスビル、賃貸マンションなどを中心に、近年はスモーオフィスとコワーキングスペースからなる大規模ワークプレイス(ザ・カスク五反田)なども手掛ける。 商業ビル開発は、新宿“ワモール歌舞伎町”に代表されるWaMall(ワモール)ブランドで空間を展開する。コンセプトの由来はみんなが楽しく“和める”場所・空間となるようにとのこと。和は“和む、調和する”を意味する日本の心、モールは“商店街”からだという。 

 オフィスビルの開発事例は、虎ノ門に構える賃貸ビルのハビウル西新橋を始め、銀座1・2、渋谷、万世橋などにHabiulu(ハビウル)ブランドのビルが建設されている。ビルの特徴として、ガラス張りの外観が非常にスタイリッシュで印象的である。「幸せの白いふくろう」に由来するハビウルという名前をコンセプトに、ふくろうは、不苦労(苦労がない)や福老(豊かに年を重ねる)など、幸福のシンボルであることから、利用するお客様が幸せに過ごすことができるよう願いを込めたという。 

 また、賃貸マンションとしては、爽やかなエントランスを構えるハル―ワ芝公園のHaluwa(ハル―ワ)ブランドで生活を彩る。コンセプトは「春」と「和」の2つの意味が込められており、「春」は温かで希望に満ち溢れた季節であり、「和」は日本の心である調和の和である。新しくも居心地の良い住まいを入居者に提供している。 

 さらに近年では、新宿に和みの場を提供するため、運営する商業ビル“ワモールトップスハウスビル”(東京都新宿区)や、複合型飲食店“新宿横丁”をオープンするなど、保有物件の一部を複合型の飲食店舗空間へ改修、コンバージョンすることで新たな価値を提供する。 

 不動産の個別要因や地域特性に応じたバリューアッププランにより不動産の付加価値向上に努め、潜在能力を最大限に発揮させてくれる彼らの未来に期待が集まっている。テンワス南文代表取締役によるコロナ禍における不動産事業のチャレンジは、経営理念に掲げる「人と世の幸せに貢献する」事業にふさわしい取り組みといえるだろう。

会社概要:テンワス株式会社 TEMWAS CO,LTD. 代表取締役 南文雅貴 氏 〒100-0006東京都千代田区有楽町1-1-2東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー32階 TEL 03-3593-5011 設立:1995年3月20日 事業概要:不動産総合事業 ●収益用不動産の保有・運営●収益用不動産の企画・開発●不動産の売買●M&A事業

https://www.temwas.co.jp/