野生動物が生息地から隔離される理由はいくつもある。虐待や密猟、繁殖やサーカスなどの興行や労働、食用や実験、売買のために連れ去られることもあれば、病気や怪我、育児放棄で保護されることもある。
動物を傷つける人間もいるが、救うことに尽力する人間もいる。動物を救うため、一時的に保護して熱心にリハビリを施し、回復した動物を自然へと返す。
そこに至るまでは大変な作業だろう。彼らの手によって動物たちが元気に自然へと帰っていく瞬間を見ると、心からの感謝の気持ちと、安堵感が同時に押し寄せて来る。
大型ネコ科やオオカミ、鳥やアザラシ、ペンギン、鹿やコアラ、象やクマに至るまで、自由を取り戻した動物たちの心揺さぶられるシーンを見ていこう。
Animals Being FREED For The First Time!
この動画はオーストラリアのYouTuber、Wicked Wombat が様々な事情を抱えて隔離されていた動物を、本来いるべき場所に帰していった瞬間を集めたものだ。
ここではその一部を見ていこう。
[もっと知りたい!→]野生に返したはずなのに...元保護ウォンバット、たびたび施設に戻ってきては餌箱にダイブ(オーストラリア)
早く上に!大あわてで木に飛びついて登るコアラ
一斉に空へ!100万羽以上の鳩の群れ
柵から救出され母親のもとに戻った小鹿
周囲をうかがいそっと出て行くオオヤマネコ先輩
総勢何匹?ぴょんぴょん飛び出し木に向かう猿ズ
怪我が治って野生に復帰。檻の外に目を見張るトラ
いいの?とまどいながら海に向かったペンギン
やっぱりデカい!猛禽代表ハクトウワシの旅立ち
ありがとう!チンパンジーから感謝のハグ
みんな自由だ!解放されて大喜びの象
マダニを取ってもらったハリネズミも元のすみかに
助かった!罠を外されて静かに立ち去ったオオカミ
世界中から選りすぐった解放シーンは40近くもあるが、事情はみんなバラバラ。共通するのはその瞬間に立ち会って撮影した誰かがいた、ということだけだ。
自然に戻ったからといって安全が保障されるわけではない。そこにはまた新たな試練が待っているだろう。だが、自由を取り戻すことは叶ったのだ。
怪我が治って海に戻った亀や原野に放たれた馬、家族とまた会えた熊や鎖を外された象、目にも止まらぬ速さで茂みに消えたキツネたちもみんなみんな元気でね!
written by D/ edited by parumo
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