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このほど学校の昼食中に喉に食べ物を詰まらせてしまった生徒を、クラスメイトの8歳少年がハイムリック法で助けたというニュースアメリカより届いた。ハイムリック法について少年は「誰かを助けなさいと父親に教わった」と話しており、実行できたその勇気と行動力を見せた少年は地元の消防署から表彰を受けたと『KOCO 5 News』などが伝えた。

オクラホマノーマンの学校で先日、昼食中にキャッシュトン・ヨーク君(Cashton York)が喉に食べ物を詰まらせてしまった。この日に用意されていたランチメニューにはチキンナゲットがあり、子ども達の大好物だった。キャッシュトン君はお腹を空かせていたのか大好きなチキンナゲットをよく噛まずに飲み込んでしまったようで、喉に詰まって取れなくなってしまっていた。

当時子ども達は食堂で食事をしており、キャッシュトン君の苦しむ様子を見た他の子ども達はすぐ近くにいた大人に助けを求め、異変に気付いた1人の大人が駆け寄ったという。クラスメイトが苦しむ様子を目の前にすれば、恐怖で立ちすくんでしまうかパニックになってしまう子が多いかもしれない。しかしこの状況でクラスメイトのギャレットブラウン君(Garrett Brown、8)は、大人がやってくる前に自分ができる最善の行動を取った。ギャレット君はキャッシュトン君の背後から抱きかかえるように腕を回すと、キャッシュトン君の腹部を勢いよく圧迫した。するとキャッシュトン君の喉に詰まっていたものが取れて口の中から出てきたのだ。

ギャレット君が行ったのは、“ハイムリック法”と呼ばれる窒息時の対処法の1つだ。“腹部突き上げ法”とも呼ばれるこの手法は背後から腹部に手を回し、自分の拳をもう一方の手で握って腹部を圧迫する方法だ。なお、妊婦と乳児への対処法としては推奨されていない。

ギャレット君は以前、自分が窒息したときに父親がハイムリック法で助けてくれたという。その際に父親から他の人を救えるようにとハイムリック法について学んでおり、そのおかげで今回すぐにキャッシュトン君の窒息に対応することができた。キャッシュトン君の母親は「私のいない学校で、ほんの数秒の間に我が子が食べ物で窒息死していたかもしれないと考えると本当に恐ろしいです。言葉にならないほど感謝しています」とギャレット君に感謝の意を示した。

今回キャッシュトン君の命を救ったギャレット君の行動は地元消防署の耳にも届き、消防署のスタッフが学校を訪れて“本物のヒーロー”として盛大にギャレット君の表彰式が行われた。キャッシュトン君は大勢の前で恥ずかしそうにしながらもギャレット君に「ありがとう」と伝え、2人は熱いハグを交わした。

なお窒息は子どもやお年寄りのみならず、若い成人にも突然起こる。過去には、レストランで食事中にチキンの塊が喉に詰まった男性をウェイターがハイムリック法で救ったというケースイギリスで発生していた。

画像は『Norman Fire Department 2022年10月3日Facebook「No better way to spend a morning than presenting a Hero Award!!」』『The Western Journal 2022年10月5日付「8-Year-Old Boy Is Declared a ‘Real-Life HeroAfter He Saved Classmate’s Life by Remembering Something His Dad Told Him」(KOCO 5 News)』『Good Morning America 2022年10月6日付「8-year-old honored after saving fellow classmate from choking」(KOCO-TV)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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