10月1日(土)~10月2日(日)、千葉・幕張メッセ1-6ホールで開催された大型フェス「にじさんじフェス2022」。総勢150名以上 のVTuberが所属する「にじさんじ」が、史上最大規模のリアルイベントを実施した。人気ライバーが出演する各種ステージの他、体験型の企画や展示、フードエリア、グッズ販売など多岐にわたるコーナーが用意された。

【写真を見る】満月の前でパフォーマンスする月ノ美兎

10月2日(日)のDAY2より、メインステージで開催された3つのライバー出演企画に潜入! 第3弾として、全編3Dライブによる「月ノ美兎星川サラ不破湊&ChroNoiRステージ」をレポートする。

星川サラ「シル・ヴ・プレジデント」で元気にスタート!

トップバッターは星川サラが登場!「シル・ヴ・プレジデント」を明るく元気に歌い上げ、Aメロ部分では「星川のこと好きな人~!?」と替え歌するファンサービスも披露した。

続く2曲目は、星川が初めて投稿した「歌ってみた」曲である「Booo!」。星川が「星くず(※星川のファンネーム)の皆に喜んでもらえるかなと思ってセトリに入れました」と話したとおり、かわいらしい世界観を作り上げて観客を魅了した。

3曲目「可愛いねって言われちゃった」、4曲目「うちら、恋人宣言!」では、これまで2Dのみだった制服衣装の3Dバージョンをサプライズ披露。会場は歓喜に包まれたまま、年上に片想いする乙女心を愛らしく表現する星川にくぎ付けに!

自身も参加したHoneyWorks楽曲を連続で披露した星川は、「せっかくだし、皆と写真撮っていいですか!?」と、観客席を背景に集合写真を撮影。ファンに向けて「いつも愛してくれてありがとうございます!」「推して後悔させないし、いつまでも付いてきてください!」と力強い感謝のメッセージを送り、ラスト5曲目「シニカルナイトプラン」で締めくくった。

■2番手の不破湊は”夜”をイメージしたステージに

続くパフォーマーは、不破湊が登場! 1曲目は「バレリーコ」を披露し、紫に染まったペンライトの海を見て「ろふまおステージで負傷してたんですけど、完全に復活しました!」と、直前まで出演していたバラエティー企画「木10!ろふまお塾」の出張版ステージで受けた罰ゲームの疲労も吹っ飛んだことを報告して笑いを誘う。

2曲目は「About me」。イントロで俯いていた不破が顔を上げると、この日初披露となったスーツ衣装の3Dバージョンに変化。星川に続くサプライズ演出で、会場からはどよめきの声が。会場の上昇したボルテージを受け止めたまま、英語 歌詞をスタイリッシュに切なく歌い上げた。

続く3曲目「絶え間なく藍色」では、背景映像に不破と関わりの深いユニット名である「飯屋」「ホシミナイト 」「夜王国」と書かれたネオン看板が映る演出も。「夜をイメージした選曲」だと語った不破は、「この衣装を着るとふざけられない! 変な動きとかしたいけど、逆に(動きを抑えられて)“イイ”か」と新衣装を堪能していた。

4曲目はオリジナル曲「midnight love」。「誕生日に出した、僕からのラブソング」だという大人の楽曲を披露し終わり、最後となる5曲目を前に「(終わるの)さびしいな!?」と客席に声を掛けると、会場から拍手によるあたたかい返事が。「目の前にファンの方が来てくれて、配信でも見てくれて、活動してきて良かったなって。そう思わせてくれて、ありがとうございます!」とありったけの感謝を述べて、最後の楽曲「幽霊東京」を歌い切った。

■3番手は月ノ美兎! 絶望少女達、平井堅の名曲…多彩なパフォーマンスに

3番目のパフォーマーは、月ノ美兎が満を持して登場! 1曲目は「Petite Flamme」を怪しく歌い、これまでとは打って変わった美しくも不穏な世界観を、しなやかな振り付けと共に披露した。歌い終わると、月ノは挨拶を終えてまず「今回、謎ノ美兎は出演いたしません」と、自身に“そっくり”な実写キャラクターが登場しないことを宣言。会場の笑い声に対し、かつて自身のソロライブに謎ノが4人登場したことを引き合いに、今回は純粋なライブだとアピールした。

2曲目は「ほれっ・ぽい」を選び、怪しい雰囲気はそのままに疾走感あるパフォーマンスで魅了。続く3曲目は、雰囲気をガラリと変えた「POP STAR」。意外なJ-POPの選曲に、会場からはざわめきに似た歓喜の拍手が起こった。衣装もフェス公式Tシャツに着替え、「この機会を逃したら着る機会が中々ないかもしれない」と、今年ならではの衣装を楽しんだ月ノ。

4曲目「ウェルカムトゥザ現世」では、マイク代わりの拡声器を手に持ち、スパークラーの特殊効果付きというド派手な演出! 力強いパフォーマンスを見せた後は、5曲目「どういうことなの!?」でメガネ姿を披露するなど変幻自在のステージに。

ラストとなる6曲目は、歌詞に「月」や「うさぎ」など月ノと縁の深いキーワードが印象的な「回る空うさぎ」。物語を締めくくるようにしっとりと歌い上げた。

■ラストを飾るChroNoiR「トンデモワンダーズ」で意表を突くスタート

大トリのパフォーマーは、叶と葛葉 による2人組ユニット・ChroNoiRが登場! ダークな楽曲の印象もある2人だが、1曲目に「トンデモワンダーズ」のポップなイントロが流れると、観客席は驚きと歓喜に包まれた。意外性のある選曲と、叶曰く「僕らにしてはコミカル」という振り付け、さらに3Dで初披露されたユニット衣装で、出だしからサプライズ満載のステージに!

2曲目は「この世界の楽しみ方」、続けて3曲目に「ダークルーム」をしっとりと歌い上げた2人は、直後のトークで他キャストのMCを話題に。MCは難しいという叶が「お三方とも(MCが上手で)すごかったよね」と投げ掛けると、葛葉も「配信だとめっちゃ話せるけど、こういう場だと求められるレベルが高いからね…」と同意。ほぼ雑談状態だと笑い合う2人は、有料パートに突入していたことを受けて「金払って雑談配信!?」と会場の笑いを誘った。

また、4曲目と5曲目はそれぞれソロパートとして、叶が「マフィア」、葛葉が「シャンティ 」を立て続けに披露。危険な香りが漂う楽曲に、いくつもの火柱が上がる特殊効果という豪華なステージングで会場を魅了した。

ラストの楽曲前には、今回から導入されたライバー一人ひとりを追い掛ける“ライバーカメラ ”に向けた特別なファンサービスも。さらに、客席に向かって「僕たちの、俺たちの、お姫様!」と呼び掛けて、会場のファンを虜にした2人。最後となる6曲目「スターブラックゲイザー」まで一気に駆け抜け、銀テープが輝く中で、ステージ枠の大トリにふさわしいフィナーレを飾った。

本配信のアーカイブは、ニコニコ生放送にて10月15日(土)23:59まで販売中。10月16日(日)23:59まで視聴可能となっている。

にじフェス2022「月ノ美兎&星川サラ&不破湊&ChroNoiRステージ」潜入レポート!/©ANYCOLOR, Inc.