ナポリに所属するジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアが、自身のアイドルなどについて語った。8日にイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えた。

 現在21歳のクヴァラツヘリアはディナモ・トビリシ(ジョージア)の下部組織出身。ルスタヴィ(ジョージア)、ロコモティフ・モスクワロシア)、ルビン・カザン(ロシア)、ディナモ・バトゥミ(ジョージア)を経て、今夏にナポリへと完全移籍した。加入後瞬く間に定位置を掴み、ここまでは公式戦11試合の出場で6ゴール4アシストを記録。開幕から公式戦無敗を維持する好調ナポリの原動力となっている。

 そんなクヴァラツヘリアに対しては、レアル・マドリードカルロ・アンチェロッティ監督も惜しみない賛辞を送っている。アンチェロッティ監督は自身がナポリを率いていた(2018年夏〜2019年12月)とき、すでにナポリが同選手に注目していたことを明かし、「クヴァラツヘリアがサプライズかって? それは彼のことを知らなかった人々たちにとっての話だ。彼は特別な選手だ」と語っていた。

『コリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じたクヴァラツヘリアはアンチェロッティ監督の発言に「本当に感動した」と反応。また、次のように語り、幼少期からレアル・マドリードに憧れていたことを明かした。

「僕のアイドルはクリスティアーノ・ロナウドだ。“初恋”はレアル・マドリードのグティだったけどね。僕がトビリシのストリートで友達とプレーしていたとき、僕は彼(グティ)の名前が背中に書かれた白いユニフォームを着ていた」

 クヴァラツヘリアは、自身がナポリの一部サポーターから“クヴァラドーナ”と呼ばれていることにも言及。「こういうことは気にしていない」とし、「そのレベル(マラドーナ級)に達するのは大変なことだと思う。僕はクヴァラになるため、自分自身のために働いているんだ」と、唯一無二の選手を目指すことを宣言した。

クヴァラツヘリア(左)が幼少期のアイドルとして名前を挙げたのは… [写真]=Getty Images