俳優の永野芽郁10月10日、都内で行われた映画「マイ・ブロークン・マリコ」の大ヒット御礼舞台あいさつに、タナダユキ監督と共に出席。食事シーンや、泣く場面で意識したことについて語った。

【写真】両手を上げて“満面の笑み”で喜ぶ永野芽郁

■「鼻水もよだれも全部さらけ出す!」

普段とは違う役を演じる上で意識したことについて永野は「難しくて何度も話しました。大きな声を出すのも苦手でタバコには縁がなく、雑に動いているけどどこかに繊細さがあるというのも私とは違ったので、一つひとつ自分ができることをやっていくしかないって感じでしたね」と口にした。

また、タバコを吸う自身を「かっこよかったでしょ?(笑)。自分でも思ったんです」と自画自賛。しかし「(タバコを)推奨しているわけではないですからね!」と呼び掛けた。

続けて、涙を流すシーンで意識したことは「キレイに泣こうとは思わずに、感情だけでグシャグシャになるまで泣くことを意識しました。『鼻水もよだれも全部さらけ出す!』って思っていましたね」と話した。

■猫舌じゃないからなんでもいける

さらに、作中で印象的な食事シーンについて「がっついて、上品に食べないようにしました。牛丼をかきこんで食べるシーンが好きで、感情も飲み込んでいく気がして、あの時はいろいろな思いで箸を進めていた気がします」と振り返った。

すると、ラーメンを食べる場面についてタナダ監督が「湯気をCGで足しているわけじゃないので、本当に熱いんですよ。『大丈夫かな』って思ったんですけど、撮影を止めることなく『おいしかったです。ごちそうさまでした!』って言ってましたね」と明かした。

これを聞いた司会から、熱くなかったか尋ねられると「猫舌じゃないのでなんでもいけちゃうんです。それに本当におしかったんです!」と答え、作中で食べた駅弁もおいしかったと言い「カットがかかっても食べていました(笑)」と笑顔を見せていた。

◆取材・文=大野代樹

永野芽郁が映画「マイ・ブロークン・マリコ」の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇/撮影:大野代樹