10月10日の世界メンタルヘルス・デーに合わせ、イマジンドラゴンズが最新アルバム『マーキュリー - アクト2』に収録されている「I Don’t Like Myself」のミュージック・ビデオを公開した。

 モノクロのこのミュージック・ビデオは、フロントマンのダン・レイノルズが街並みを歌いながら歩く様子を映している。

 ミュージック・ビデオの公開に加え、バンドは非営利の自殺相談サービス“Crisis Text Line”と提携し、ファンに対して同サービスへのサポートを呼びかけている。Crisis Text Lineは、無料でチャット形態のメンタルヘルス・サポート及び危機介入サービスを、米国とプエルトリコにて英語とスペイン語で提供している。同サービスは24時間365日アクセスが可能だ。

 レイノルズは「I Don’t Like Myself」について、「自分がどん底にいた時に書いたんだ。もう何年も自己愛に関して苦しんできた。このときは深い“鬱の轍”の中にいて、音楽に逃げ場を求めたんだ。自己愛に関するセラピーをもう何年も受けている。実際そのセラピーのおかげで今も生きていると思う。もしセラピーに行くべきか悩む場面があったら、答えは常にYESだ。生きろ」と語っている。

 Crisis Text LineのCEO、デナ・トルヒーヨは声明で「我々はイマジンドラゴンズと協力し、現在広がっているメンタルヘルス危機に対して注目を集めることができて非常に感謝しています。我々の研究によると、精神的苦痛を感じている若者が対処法として最も多く挙げているのが音楽です。人生において人間が必用とする希望や共感を体現している“I Don’t Like Myself”は多くの人に安らぎをもたらすでしょう。我々のボランティア・カウンセラーはいつでも無料で守秘義務に基づいたサポートを提供できるようにスタンバイしています。貴方にとっての危機は我々にとっても危機です」と話した。

イマジン・ドラゴンズ、世界メンタルヘルス・デーに合わせ「I Don’t Like Myself」のMVを公開