マンチェスター・ユナイテッドポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだが、イングランドサッカー協会(FA)の告発を受け入れないようだ。

問題視されているのは、今年4月に起きた事件4月9日に行われた昨シーズンのプレミアリーグ第32節のエバートン戦の試合後、ピッチからロッカーに引き下がる際、通用口へとつながる通路でファンの少年の持っていたスマートフォンを怒りに任せて叩き落とし、その場を去っていた。

この件は、周りのサポーターが撮影していた動画にハッキリと映っており、SNSで拡散され大事に。これを受け、同選手は自身のインスタグラムを通じて「僕の怒りが爆発してしまったことを謝罪したい」とすぐさま火消しに動くも、多くの批判を招いていた。

また、少年の母親が激怒しており、いまだにC・ロナウドを許していない問題。直接、しっかりと謝罪がなされていないことが問題となっている。

FA9月23日に「不適切かつ/または暴力的行為」として告発。FAは「クリスティアーノ・ロナウドは、2022年4月9日に行われたマンチェスター・ユナイテッドプレミアリーグエバートンFC戦の後に起きた出来事により、FA規則E33違反で告発された。終了のホイッスル後のフォワードの行為は不適切および/または暴力的であったとされている」と、告発内容を説明。そして聞き取り調査が必要とされていた。

ヨーロッパリーグ(EL)のオモニア・ニコシア戦に向けた記者会見で、この件を問われたエリク・テン・ハグ監督はコメント。「それについては話し合った」と語り、「彼は受け入れないだろう」とコメントした。

ただ、イギリス『The Athletic』によれば、クラブ関係者はC・ロナウドがFAの告発に異議を唱えることはないと否定。公聴会に進むことになるとしている。

C・ロナウドは事件直後に自身のインスタグラムを通じて謝罪の投稿をしていた。

「僕たちが直面しているような困難な瞬間に感情に対処するのは決して簡単ではなかった」

「それにもかかわらず、僕たちは常に敬意を払い、忍耐強く、美しいゲームを愛するすべての若者の模範を示さなければならない」

「暴言を吐いてしまったことをお詫びしたい。可能であれば、フェアプレーとスポーツマンシップのしるしとして、このサポーターにオールド・トラッフォードでの試合を観戦してもらいたい」

この事件の決着に関しては、まだまだ先になりそうだ。



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