パリス・ヒルトン(41)が、ユタ州にある全寮制学校で学んでいた当時に男性職員から受けた衝撃的なセクハラを告白した。パリスと他の女子生徒達は夜中に個室に呼び出され、ベッドに寝かされて子宮頸管検査をされたという。パリスは虐待被害を初告白した2020年に抗議運動を行い、同校の廃校を求めている。

パリス・ヒルトンは2020年8月、自身のYouTubeチャンネルでドキュメンタリー『This Is Paris』を配信し、17歳の頃に入学したユタ州の全寮制学校「プロボ・キャニオン・スクール(Provo Canyon School)」でひどい虐待を受けたと告白していた

パリスによると、当時は大声で怒鳴られるといった精神的拷問に加え、身体的暴力も日常茶飯事だったという。同校で11か月間を過ごす中、脱走を計画したが密告されたため、罰として独房に監禁されたこともあった。そんな当時を振り返り「パニック発作を発症して、毎日泣いていた。まるで囚人みたいだった」と明かしていた。

その衝撃の告白から2年経った現地時間11日、パリスは学校の男性職員から受けたという性的虐待の内容を赤裸々に語ったのである。

パリスは米『The New York Times』が掲載した動画に登場し、「夜中の3時か4時頃でした。彼らは私や他の女の子達を別部屋に連れて行き、身体検査をしたのです」と告白した。

しかし彼らは医師ではなく、数人の職員だったそうだ。パリスは「私達はテーブルの上に寝かされると、彼らが指を入れてきました。何をしているのか理解できなかったが、医者でないことは確実だった」と明かした。

さらに「本当に怖かったし、このことは長年封印してきた。今になって蘇り、考えてしまう。大人になった今、振り返るとあれは間違いなく性的虐待だった」と吐露した。

同日、パリスは自身のツイッターで同メディアの記事を共有し「これまで話したことのないことを打ち明けた。プロボ・キャニオン・スクールで、夜中に男性職員に起こされて個室に案内され、子宮頸管検査をされた」と記し、このように続けた。

睡眠不足と大量の投薬治療のため、何が起こっているのか理解できなかった。パッド入りの台に横たわり、足を広げ、子宮頸部の検査を受けるよう強制された。押さえつけられながら泣き、『ノー!』と言った。彼らはただ『黙れ。静かにしろ。もがくな。さもなければ、監視室行きだ』と言った。」

そして「これは私だけでなく、他のサバイバーにも繰り返される体験だった」と述べ、「私は暴力を受け、この文章を書きながら泣いている。私の子供時代は奪われ、罪のない子供達にこのようなことがまだ起きていることに胸を痛めている」と綴った。

最後には「このような虐待をなくすために、この辛い出来事を打ち明けることが重要だった」と締めくくり、同校の閉鎖を要求する抗議運動への支持を求めた。

2020年にパリスが虐待被害を初告白後、同校は声明を発表し「プロボ・キャニオン・スクールは2000年8月、以前の所有者によって売却された。したがって、それ以前の運営や被害者の経験についてコメントすることはできない」と述べていた。

パリスは同年10月、過去に同様の学校で虐待被害を受けた人々とともに抗議運動を行い、同校の廃校を要求。翌年2月にはユタ州の州会議事堂での公聴会に出席し、同校での自身の経験を明かすとともに、同様の青少年更生保護施設をより厳しく取り締る法案(SB127)の可決を求める陳情を行った

今回パリスは、自身のInstagramで抗議運動を行う数枚の写真を公開し、同校に向けて「私はあなた方が誠意を持って行動を起こし、2023年4月1日(全国児童虐待防止月間の初日)までにプロボ・キャニオン・スクールを閉鎖することを要求します」と記している。

画像は『Paris Hilton 2022年9月19日付Instagram「Retro Barbie」』『Paris Hilton 2022年10月11日付Instagram「ATTN: Click the link in my bio to see disturbing security footage uncovered from Provo Canyon School」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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