オスカー俳優のハビエル・バルデムと歌手のショーン・メンデスが出演する、『グレイテスト・ショーマン』の音楽スタッフが参加したミュージカル映画『LYLE, LYLE, CROCODILE(原題)』が、邦題を『シング・フォー・ミー、ライル』として2023年3月24日より公開されることが決定。特報映像とファーストビジュアルが解禁された。

【動画】『シング・フォー・ミー、ライル』特報映像

 原作は、バーナード・ウェーバーによる世界的ベストセラー絵本「ワニのライル」シリーズ。舞台はニューヨーク。何をやっても上手くいかず、ショービジネス界から追放寸前という崖っぷちにいるショーマンのヘクターは、自分の人生を変えてくれる、驚きに満ちた、まるで魔法のような「何か」を探していた。

 ある日ヘクターが、路地に佇むある古びたペットショップに足を踏み入れると、店の奥からかすかな歌声が聞こえてくる。人の声とも違う、何とも不思議で、魅惑的な歌声。その声をたどって引き寄せられるように店の奥へと進み、山積みされたケージをかき分けると、歌っていたのはなんと、<一匹の子ワニ>だった―。

 ヘクターを演じるのは、『ノーカントリー』でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』ほか数々の世界的大ヒット作品にも出演した名優ハビエル・バルデム。さらに奇跡の歌声をもつワニのライルの声を、アルバム「Shawn Mendes」が80ヵ国の国と地域でiTunes1位を獲得、全米アルバム・チャート(Billboard 200)でも1位を獲得し、第61回と62回の2年連続でグラミー賞にノミネートされた世界的シンガーのショーン・メンデスが務め、劇中で唯一無二の歌声を響かせる。音楽は、『グレイテスト・ショーマン』『ラ・ラ・ランド』を手掛けたベンジ・パセック&ジャスティン・ポール。

 特報は、ハビエル演じるヘクターがペットショップを訪ね、「珍しいものを探している。驚きに満ちた、まるで魔法のような」と語るところから始まる。そして彼が店の奥へと進んでいくと、気持ちよさそうに歌う子ワニ(ショーン)を発見し、「この歌声が、やがて一人の少年を救う」という言葉が映し出されて終了。奇跡の歌声をもって生まれた<一匹のワニ>と、まだ見ぬ少年との間に待ち受ける壮大なドラマを予感させる、胸が高鳴る映像となっている。

 ファーストビジュアルには、ワニのライルの愛らしい姿が描かれている。

 映画『シング・フォー・ミー、ライル』は、2023年3月24日より全国公開。

映画『シング・フォー・ミー、ライル』ファーストビジュアル