井上咲楽

14日放送『沸騰ワード10』(日本テレビ系)にバラエティ番組で活躍する女性タレント・井上咲楽が登場。100万円を超える「クレジットカードの不正利用被害」を経験した彼女が、不正利用の真相を追った。


■カード不正利用

急増するサイバー犯罪の裏側を調査するため、「カード不正利用」が話題となった井上が潜入調査に挑む。

「私まさにこのあいだ、カード被害にあったばかりなんですよ」と撮影の約1ヶ月前に100万円以上の不正利用をされたと憤る。さらに4日前にも2枚目のカードが被害にあっており、「どうして流出したのか、どこからかとか全然わかんないですよ」と嘆いた。


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■フィッシング詐欺

そこでIT業界の最新テクノロジーに精通するエバンジェリスト・中村紗央里さんに協力を仰ぎ、井上のカード不正利用被害の真相に迫っていく。

「1人の方が2つのカードとも…ていうのは聞いたことがない」と井上のケースが非常に珍しいと中村さんは指摘。

現在流行中のフィッシング詐欺メールとして「国税局からの未払い税金」メールや「百貨店・鉄道会社などを名乗る」メールが紹介され、ログインするとパスワード・個人情報などが盗まれると解説されると、井上は「開いたことありますね…」「4日前にまったく同じサイトに入力してます」と言葉を失った。

■1枚目のカードは?

「自分から詐欺師のサイトに登録している」と反省した井上。登録した翌日にはカードが使えなくなり、カード会社に確認すると「登録した深夜に不正利用されている」ことが発覚したと明かす。

2枚目は典型的なフィッシング詐欺に引っかかったと判明したが、1枚目の流出原因がわからないと井上は首を傾げる。


■ダークウェブを調査

ここから中村さんは「アクセスするだけでも犯罪に巻き込まれる」可能性があるため「絶対にアクセスすべきではない」と強調した上で、特殊なブラウザでのみアクセス可能な、犯罪の横行する「ダークウェブ」を調査していった。

そこでは日本のクレジットカード・個人情報もリスト化されて販売されていたのだが、当然購入すれば違法行為となるため、流出時期・流出元を検出するセキュリティ会社のアプリを利用し井上の個人情報が流出しているか探っていく。

■漏えいが発覚

セキュリティソフトを起動すると「対処が必要です」との通知が届き、「お客様のデータの漏えい」との項目が。そこから漏えい時期と流出元サイトが判明、登録したイベントチケットサイトがサイバー攻撃を受けて個人情報ダークウェブに流出したと推測された。

そこにはカード情報は登録していなかったが、IDとして利用されがちなメールアドレスやパスワードがバレたため、それを使って別サイトにログインし結果的にカード情報を抜かれたという。


■視聴者も恐怖

ID・パスワードの使い回しがいかに危険か判明した今回の調査。

視聴者からは「完全アンタッチャブルな危険領域だよ…」「ダークウェブ怖」「ダークウェブフィッシング詐欺に…今回の特集は何かかなりシリアスな闇の内容で面白さと怖さが同居しておる」といった感想が寄せられている。

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(文/Sirabee 編集部・サバマサシ

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