ひまわりイエローです」

【写真】運命…!高校生時代の親友・かしこ(桜井ユキ)&渉(田中みな実)が再会を果たす

アイドルはそれぞれ担当カラーがあるらしい。たくさんのアイドルがいて、たくさんの担当カラーがある中でも心に残った“ひまわりイエロー”を担当している彼、King & Princeの高橋海人が単独主演を初めて務めるドラマ、オシドラサタデー「ボーイフレンド降臨!」(毎週土曜夜11:00-11:30※10月15日[土]放送の初回1時間SPは夜11:00-0:00、テレビ朝日系)が10月15日(土)よりスタートする。

同ドラマは、高橋演じる謎多き記憶喪失の青年・アサヒと、桜井ユキと田中みな実演じる人生の分岐点で行き詰まる35歳の2人の女性による、12歳差の男女3人の恋模様を描く“トライアングルラブコメディー”。

今回、「WEBザテレビジョン」では、第1話を事前に視聴。オリジナルレビューで番組の魅力を紹介する。

■「ボーイフレンド降臨!」第1話の気になるあらすじは?

高級レストランで食事をしていた男(高橋)は、何を思ったのか突然、一緒にいた女性・津久井エマ(片岡凜)を残して出ていってしまう。

小さな広告代理店に勤め、毎日地味な作業に追われていた茶谷かしこ(桜井)は、取引先の看板設置を手伝っていた。そこへ通りがかった男とぶつかった勢いで、かしこは看板を壊してしまう。文句を言うと、男は面倒くさそうにお金を差し出した上に、看板の違法設置について責めてくる。追い詰められたかしこは、男に言われるがまま自分の名刺を差し出すと、男は去っていく。

後日、かしこは警察から連絡を受ける。恐る恐る訪れた病室には、数日前に会った男の姿があった。男は記憶喪失で、身元も不明らしい。ポケットに入っていたかしこの名刺を唯一の手掛かりに、警察から話を聞かれたのだった。

男のことを何も知らないかしこは、すぐに帰ろうとするが、そこへ、男の第一発見者として佐藤渉(田中)がやって来て、かしこは焦る。実は、渉はかしこの高校時代の親友だったのだが、ある理由から今は距離を置いていた。一方の渉は再会を喜び、無邪気に「この男を一緒に助けてあげよう」と言い出してしまう。

■かしこらは謎の男を「アサヒ」と呼ぶことに

会社に戻ったかしこは社長の青柳有造(光石研)に呼び出され、大型案件のコンペに挑戦するよう説得される。ただでさえ今抱える仕事で忙しいかしこは無理だと断るが、会社存続の危機を盾に社長から泣きつかれてしまう。

イライラして席に戻ると、事務員の赤井美香(伊藤修子)から来客だと声を掛けられる。すると、そこには渉とあの男が同僚の黒瀬顕介(末澤誠也)や白鳥陽大(本多力)と楽しそうに話す姿があった。

渉が勝手に命名したその男・アサヒの身元を探し出すために、かしこにチラシ作りの依頼をしに来たのだ。そして、ひょんなことからアサヒがかしこの会社でアルバイトをすることになる。

■最強すぎるギャップを持つアイドル・高橋海人

「高橋海人」「桜井ユキ」「田中みな実」という強すぎる名前の並びと、それぞれの天才すぎるお顔のよさにどんな物語になるのだろうかとワクワクしていた私に、「もしよければ試写やります…?」という有難いお話をいただいたので全力でレビューをしていこうと思う。

見終わった瞬間にあまりの衝撃に頭も抱えたし、何なら画面に向けて手も合わせた。「え?高橋くん格好よすぎん?」と高橋を大好きな友人につらつらと感想を送り付けたかったが、まだ早かった。その気持ちをぐっとこらえて、今はここに書き残すことにする。

とにかく「これでもか!」というくらいに高橋の魅力が作中にふんだんにあしらわれて、キャストや制作陣の気合いや自信を感じた。きっと座長である高橋自身が「いい作品にしたい」と全力で臨んでいるからこそ、たくさんお薦めしたくもなるだろうし、試写室の話をくれた広報さんのお顔が「絶対に面白いです!」という表情だったのもうなずける。

高橋の魅力にどっぷり漬かることのできるドラマだったし、謎の男・アサヒを演じる高橋自身が「ギャップのかたまり」ということも最高によかった。もともと、高橋を見て、「奇麗な顔立ちをしているな」「King & Princeってみんな美形だな」とは思っていたが、それだけが彼の魅力ではなかった。

体の内側から発光しているかのようなキラキラオーラはもちろんのこと、「恋愛対象ではない」から「恋愛対象」へと変わったスイッチの切り替えの絶妙さや言葉では表現できない雰囲気の出し方など、本当に挙げればきりがないほど。

■たくましい体つきに胸キュン…!

そして、「もしかして…私、高橋くんのこと…」と気付いた時には時すでに遅し…、最強アイドル兼俳優・高橋から目が離せなくなり、私のように「一週間、早く過ぎてください…」「続きはどこですか!?」と心が囚われてしまうことは間違いない。それでも「年下男子なんて興味ないです~」という人にもいると思うが、そんな人も土曜夜11時からの30分だけは高橋だけをただただ堪能してほしい。

持ち前の子犬のようなかわいさや明るさはそのままなのに、ヒロインたちと並んだ時の身長差やがっしりとたくましい体の厚み、そして共演者の桜井を軽々と持ち上げてお姫様だっこをするなど、意識せざるを得えない男らしさをアサヒは作中で存分に見せつけてくる。

それはトークでは天然発言をしていたかと思っていたら、パフォーマンスでは、バキバキのダンスを披露する高橋自身にも通じるものがある。そんなアサヒと高橋による「子犬系男子」の本気に、私が完全にときめき、もん絶してしまったのはここだけの話である。

■苦しみ悩むヒロイン・茶谷かしこに共感

小学生の時は高校生をすごく大人だと思ったし、20代の頃は30代をすごく大人だと思っていた。でも、いざ自分が憧れだった年齢や大人だと感じた年齢になった時に、「あれ?そうでもないな」と感じることはよくある。

「結婚」「仕事」「友情」などさまざまなことで悩み、嫌でも人生の分岐点に立たされているなんてこともよくある話。今回のヒロイン・茶谷かしこ(桜井)も私たちと同じでたくさん悩み苦しみながら、自分を守り、自分が選んだ今の道を一生懸命に歩んでいる。完璧そうに見えてそうではない。

堅実に生きることを好み、自分にも他人にも期待することを諦め、自己評価が低く、夢も諦めてしまったかしこが、失敗しても挫けない明るさを持つ、かしこの高校時代の親友であり、もう一人のヒロイン・渉(田中)との再会や謎の男・アサヒとの出会いで、どう変わっていくのか、それとも変わらないのかが今後の見どころの一つと言える。

■語り尽くせない「ボーイフレンド降臨!」の魅力

この他にもタイプの違うヒロインたちによるタイプの違う大人かわいいファッションや三宅健、末澤誠也らが演じる個性豊かなキャラクター、そしてKing & Princeが歌う主題歌「彩り」の挿入タイミング、所々にあるかわいらくポップな絵柄など、全てにおいてまだまだ話したりない。実際、今回だけでは全てを語り尽すことができないので、また次の機会で語れたらと思う。

そして最後に一つだけ、今回の脚本なのだが「田辺茂範氏」が担当しているのはご存じだろうか。「俺の可愛いはもうすぐ賞費期限!?」(2022年、テレビ朝日系)では、「視聴者の方に主演の山田涼介に恋をしてほしい」と台本を書いたと言っていた田辺氏。

そんな田辺氏が、今回のドラマでは主演の高橋をどんなふうに描いていくのか、私自身すごく楽しみなので、皆さんもいろいろな所に注目しながら最後まで楽しい時を過ごしてほしい。

※高橋海人の高は正しくは「はしご高」

文=くまこでたまこ

高橋海人が主演を務める「ボーイフレンド降臨!」がスタート/(C)テレビ朝日