バルセロナが15日、翌16日に敵地で行われるラ・リーガ第9節のレアル・マドリード戦に向けた招集メンバーを発表。左大腿二頭筋の損傷により、欠場が続いていたフランス代表DFジュール・クンデが遠征メンバーに含まれた。

 今夏に加入後、バルセロナの最終ラインで存在感を発揮していたクンデだったが、9月の代表ウィークに負傷。最低でも1カ月の戦線離脱が見込まれていたが、13日にはグループ練習に復帰し、クラシコの招集メンバー入りに期待が寄せられていた。

 試合前日の会見に臨んだバルセロナシャビ・エルナンデス監督は、クンデの状況について「彼は100パーセントだ。嬉しいし、良い状態だよ」とコメント。起用に関しては「可能だよ。明日になればわかるだろう」と述べ、問題ないとの見解を示した。

 バルセロナは9月の代表戦を境に、最終ラインに負傷者が続出。クンデに加え、ロナルド・アラウホ、エクトル・ベジェリンと、右サイドバックとしてもプレーできる選手たちの離脱が続いていただけに、センバーバックでも右サイドでも起用可能なクンデの復帰は朗報だろう。シャビ監督は右サイドの守備について、「ほとんど変えるつもりはない」と語り、個々の力よりも、よりコレクティブにプレーすることの重要性を説いたが、どのような決断を下すのか注目だ。

 レアル・マドリードバルセロナによる“エル・クラシコ”は、16日の23:15試合開始予定となっている。

▼ 招集メンバー
GK
1 テア・シュテーゲン
26 イニャキ・ペーニャ
36 アルナウ・テナス

DF
3 ピケ
17 マルコス・アロンソ
18 ジョルディ・アルバ
23 クンデ
24 エリックガルシア
28 バルデ

MF
5 ブスケッツ
8 ペドリ
19 ケシエ
20 セルジ・ロベルト
21 デ・ヨング
30 ガビ
32 パブロトーレ

FW
7 デンベレ
9 レヴァンドフスキ
10 アンス・ファティ
11 フェラン・トーレス
22 ラフィーニャ