いきなり心臓が止まり、「もう助からない」と思われた男性。だが数日後に目覚めたてその後の変化を語り、『The Sun』など海外メディアに紹介された。
■就寝中に心停止に…
オーストラリアで暮らすアリステア・ブレイクさん(61)が、2019年1月の早朝に心停止状態に陥った。
隣で眠っていた妻のメリンダさんは午前3時に目を覚まし、アリステアさんの喉からゴボゴボと異常な音がすること、そして意識不明であることに気づいてショックを受けた。
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■90分間の“死”を経験
アリステアさんのピンチに気づいたメリンダさんはすぐに救急車を呼び、自らも必死に蘇生を試みた。
その後ほどなくして救急車が到着したが、アリステアさんは心停止状態のまま。救急医療隊員が8回も電気ショックを与えるなど必死に努力した結果、90分後にようやく脈拍が確認できる状態に戻ったのだという。
九死に一生を得たアリステアさんが、オーストラリアのメディアによるポッドキャストに出演し、この経験を回顧。経緯や気持ちの変化などについて詳しく語った。
■臨死体験はしたのか?
アリステアさんは土曜日の夜にベッドに入り、目覚めたのは木曜日の朝。その間に心停止となり手術も受けたが記憶はまるでなく、いわゆる“臨死体験”もしなかったと語る。
「多くの人に聞かれるんですが、僕は何も見ませんでした」「(臨死体験でよく語られる)明るい光もまったく見えませんでしたよ」とも話すアリステアさんだが、実際に死にかけたことで、生き方と考え方がずいぶん変化したそうだ。
■復活を経て生じた変化
元気になったアリステアさんは、働く時間を減らして家族や友達と過ごす時間を増やす努力をしているという。また健康的な食事にこだわり、体をしっかり動かすよう心がけているとのこと。
「死ぬ時は死ぬのです」と達観しているアリステアさんだが、その時に後悔しないため、命を大事にするようになったようだ。
なおインターネットで検索すると、心肺蘇生法の手順を詳しく説明するサイトが多数見つかり、講習を行っている自治体も複数あることがわかる。愛する人の命を守るためにも、参加してみてもいいだろう。
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