消防車が自治体の収益源に
宮城県の栗原市は、同自治体の所有する1994年式スバル製ミニ消防車をオークションに出品。オークションは入札形式でおこなわれた。
【画像】ともに落札【2台のミニ消防車の装備や状態を詳しく見る】 全25枚
2022年10月11日に締め切られた入札の結果、同車の最終落札価格は15万1000円となった。入札件数は8件。
栗原市では、紀尾井町戦略研究所株式会社が提供するインターネット公有財産売却システムを利用して、不用になった車両や物品を売却している。開催されたオークションには、全国の自治体から消防車や救急車、バスなどが多数出品された。
今回、栗原市より出品された車両は初年度登録1994年5月。2021年12月まで栗原市消防団において使用されていた4人乗りMT車。走行距離はわずか9549kmという点が魅力。
予定価格はともに1万円とされていたが、最終的には15万1000円の値をつけた。
また、栗原市が同時に出品していた1996年5月初年度登録のスバル製ミニ消防車(4人乗りMT車/走行距離1万944km)には、9件の入札があり、最終落札価格は15万5000円となった。なお、この個体の予定価格も1万円に設定されていた。
長年住民のために活躍してきた車両がともに落札されたことで自治体にとっては貴重な収益源となることだろう。予定価格より上回ったものの、自治体がメンテナンス管理していた点を加味すれば、お手頃な価格といえるかもしれない。
なお、代金の納付期限は2022年10月25日となっている。
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