34歳にしてバロンドールを初受賞したレアル・マドリーフランス代表FWカリム・ベンゼマ

1956年に41歳で受賞したスタンリー・マシューズに次ぐ最年長受賞者にもなっている。

そうしたなか、彼の個人スポンサーであるadidasはその偉業を讃えてこんなツイートをしていた。

「不可能なことなどない」というメッセージと右手に巻かれた黄金のテーピング。

近年のベンゼマは常に右手にテーピングを巻いてプレーしており、いまや代名詞になっているのだ。昨年、その理由を本人はこう説明している。

「(指の)手術を受けた時には2か月も離脱しなければならなかったんだ。自分はチームメイトたちのことを助けたかった。

また痛めてしまったけれど、一旦ストップして再手術をする時間はない。だから、包帯を巻いてプレーしているんだ」

彼が右手小指を骨折したのは2019年1月のベティス戦。手術後に再度痛めてしまったが、再手術はせずに包帯で固めてプレーしているとのこと。

【関連】日本の天才もいる! 「手首テーピングが愛する選手とその着こなし術」

『AS』によれば、ベンゼマは骨折した当初は1.5ミリほどのカーボンファイバー製の添え木をテーピングのなかに巻いていたそう。オーダーメイドながら、所与時間は20分、費用は40ユーロ(5800円)ほどでプロが作ってくれる物だとか。

なお、試合でそういったものを身に着ける場合には危険性のない素材であることが求められるほか、審判の許可も必要になる。

バロンドール受賞のベンゼマ、なぜ右手に包帯を巻き続けているのか…そのワケは