ロンドンで喝采を浴びたミュージカルを、サマンサ・バークスとラミン・カリムルーという2大ミュージカルスターを迎えて映画化した『トゥモロー・モーニング』より、エモーショナルな歌声が響く予告編と場面写真が解禁された。

【動画】ラミン・カリムルー&サマンサ・バークスの歌声に酔いしれる!『トゥモロー・モーニング』日本版予告

 ローレンス・マーク・ワイスが脚本・作詞・作曲を手がけたオリジナルミュージカル『トゥモロー・モーニング』は、1組のカップルを結婚前夜と離婚前夜、過去と現在の2つの時間軸で追った物語。2006年にロンドンウエストエンドで初演後、ニューヨークのオフ・ブロードウェイなど各国で上演され、熱烈な喝采を浴びた。

 ロンドンで画家と小説家になることを夢見て、大恋愛の末結ばれたキャサリンとビル。結婚10年が経ち、キャサリンは画家として、ビルは売れっ子コピーライターとして成功していたが、いつの間にか心がすれ違い離婚を決意していた。離婚前夜、ふたりは出会った頃の結婚前夜の記憶を辿りはじめる…。

 キャサリン役を演じるのは、舞台『アナと雪の女王』のエルサ役や舞台版&映画版『レ・ミゼラブル』のエポニーヌ役でも知られるミュージカル界のビッグ・スター、サマンサ・バークス。ビル役は、ミュージカルオペラ座の怪人』で史上最年少の28歳にして主役のファントム役に抜てきされ、『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン役でブロードウェイ・デビューを果たし、数々の賞を受賞してきたラミン・カリムルー。

 このたび解禁されたのは、ラミンとサマンサが劇中ふたりで歌う「エヴリシング・チェンジズ」「サドゥンリー」、サマンサがソロで歌う「ホワット・ラヴ・ディッド」など5曲を披露した予告編。

 ロンドンの夜景の中、ビル(ラミン)が、車の前で「明日の朝、すべてが変わる」と歌う姿から始まり、彼がキャサリン(サマンサ)と弁護士が待っている廊下へと歩いていくと、部屋で険悪な状態となった<離婚前夜>のふたりが映し出される。

 その後、「<結婚前夜>の記憶が交差する」というテロップとキャサリンの歌声とともに、幸福そうに結婚式をあげる過去のふたりが登場。10年前、画家を夢見ていたキャサリンと、小説家を志望していたビル。ロンドンブリッジが見渡せるテムズ川沿いで、「約束して。決してこの瞬間を忘れないって」と誓い合い熱く抱き合う。ふたりは、「君の成功が羨ましかった」「ふたりの過去を振り返るとわからなくなる」と、出会いから結婚生活を送った10年をそれぞれに思い出す。

 映像の後半では、若き日のキャサリンが、子供が生まれる喜びと不安を歌う姿と、喧嘩する両親を見つめる成長した息子ザックが映し出される。「別れても会える」と語りかけるビルに「週末だけね」と悲し気な声で返事をするザック。果たして、愛し合って結ばれていたはずなのに、いつの間にか気持ちがすれ違い離婚寸前に追い込まれた2人の運命は。ビルとキャサリンの圧倒的な歌声が美しいメロディーに乗せて響き、結婚式の華やかなダンスシーンなども映し出され、ドラマティックで高揚感あふれる予告編に仕上がっている。

 場面写真は、ビルとキャサリンロンドンブリッジが見渡せるテムズ川沿いで並ぶシーン、キャサリンウェディングドレスを幸せそうに試着する姿、親子3人が揃った場面などが切り取られている。

 なお本作は、日本のみ限定でサウンドトラックCDを11月23日に発売。映画に使用された14曲にボーナストラック2曲、日本盤特典としてサマンサ・バークスが歌う「ホワット・ラヴ・ディッド」のダンスミックスバージョンが収録されている。

 映画『トゥモロー・モーニング』は、12月16日より全国公開。

映画『トゥモロー・モーニング』ポスター (C)Tomorrow Morning UK Ltd. and Visualize Films Ltd. Exclusively licensed to TAMT Co., Ltd. for Japan