元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏は18日、自身のYouTubeチャンネルを更新。オリックス・バファローズを戦力外となった、ドラフト1位ルーキー・椋木蓮投手について語った。
■高いポテンシャルを発揮
今季は奇跡的なリーグ連覇をはたしたオリックス。山本由伸投手や宮城大弥投手といったリーグトップクラスの先発陣はもちろん、宇田川優希投手や山崎颯一郎投手など、フレッシュな選手の活躍も目立った。
そして、ドラフト1位ルーキー・椋木投手は、7月20日の北海道日本ハムファイターズ戦でノーヒットノーラン間近の投球をみせるなど、ポテンシャルの高さが魅力。今季は4登板、2勝1敗、防御率1.02と来季の飛躍に期待がかかる選手だが、9月にトミー・ジョン手術を受けたため、来季の登板は厳しい状態となっている。
関連記事:連覇を目指すオリックス 過去3年のドラフトに里崎氏は「球界を代表するというとね」
■福良GMに電話をすると
将来が期待される椋木投手への戦力外通告。予想外のニュースに驚いた高木氏が、普段から親交のある福良淳一GMに電話をかけて状況を確認すると…。
福良氏は笑いながら、「トミー・ジョン手術をしたから、育成に回したんです。だから(支配下)契約とはならないんです」「クビにするわけないじゃないですか」と答えたという。
■再来年には万全の状態で…
報じられたニュースのタイトルに戦力外と表記されていたため、「刑事事件とか起こしたんじゃないかとか、後追いで記事が出てくるんじゃないかとか、悩んだよ」と話す高木氏。育成契約となる理由については、「早く治さなければ」と焦らせないためにした球団側の配慮だという。
トミー・ジョン手術から復帰後には、支配下登録できるように背番号も空けるほど期待しているそうだ。再来年から万全の状態で1軍復帰できるように、リハビリを行っていく。オリックスでは過去に、黒木優太投手や山崎投手も同じ理由で育成契約となり、復帰後に支配下契約を結んでいる。
■ネットでは驚いたという声
高木氏の話にネットでは、「この時期に戦力外の文字を見ると、ドキッとしますね」「最初はビックリした」といった具合に、驚いた人からの声が続出。
他には、「本来の育成契約とはかけ離れた使い方だな」「支配下・育成以外に病気・怪我人用の契約体系を新たに作るべき」など、メジャーリーグと同じように負傷者リストを作るべきというコメントも多く見られた。
・合わせて読みたい→ドラフトが上手なイメージの西武だが… 過去3年の指名を里崎氏が辛口評価
コメント