ABEMAオリジナル連続ドラマ「覆面D」の、関口メンディー演じる、夢破れた元熱血教師の大地大輔の体を張ったひたむきな姿が描かれている第1話10月15日に、大輔と武知海青演じるトップレスラー・ハオウの熱い勝負の第2話が16日に、ABEMA SPECIALチャンネルにて放送された。

【写真】ヤングケアラーの武藤啓役を演じる水沢林太郎

本作は、どんなことがあってもあきらめず、体を張って生徒に向きあい続ける教師と、さまざまな問題を抱える生徒たちの姿を描く、社会派学園エンターテインメントだ。

第1話では

3年前に、受け持ったクラスの生徒が自殺してしまい、以降、自身の持つ“理想の教師像”になやむ主人公の大輔(メンディー)は、貧困に苦しむ家庭に身を置く生徒たちが通う“教育困難校”の道山(どうざん)高校へ赴任してきたが、“生徒に必要以上に介入しない”という学校の教育体制に疑問を抱く。

そんななか、登校してこない生徒のひとり、武藤啓(水沢林太郎)の自宅を訪ねた大輔は、啓が年の離れた弟の世話と、寝たきりの祖父の介護をするヤングケアラーだったことを知る。大輔は、そんな啓の境遇に言葉を失いながらも、希望を持つことをあきらめてほしくない一心で、「(現状は)変えようと思ったら変えられる。努力次第で変わるかもしれない」と語りかけるが、自分の境遇にあきらめを抱いている啓の心にはひびかず「親ガチャって言葉、聞いたことあるでしょ?努力じゃ変わらないものもある」と冷たくあしらわれてしまう。

啓は、道端に貼ってあった、プロレス団体BBTのポスターに目を留める。そこには、「超巨漢レスラーをぶん投げたら1000万円」という内容が書かれており、啓は、理想ばかりを語る大輔に現実を突きつけるべく、素人の大輔が、プロのレスラーを倒して1000万円を獲得できるのかとつめよる。

逡巡する大輔だったが、啓の心を動かすため、そして自身の悲しい過去を乗り越えるためにもと、そのチャレンジに飛び入り参加することを決意する。しかし、プロレスラーとの戦いは想像を絶していた。

■第2話では

さまざまな問題を抱える生徒たちが通う“教育困難校”の道山高校で、教鞭を執る大輔は、ある日、自身が受け持つ生徒のなかでも、特にまじめに勉強に取り組んでいる生徒の岡田カズ(秋田汐梨)に妊娠の事実が発覚する。大輔は教頭の天山(大水洋介)から、ほかの生徒への悪影響になりかねないと、カズを自主退学させるよう指示されるが、カズの出産の意志が固いことや、学校も退学せずに通い続けたいという希望に、カズとお腹に宿る新しい命を応援しようとする。

そして、子供の父親で、カズと同じクラスの生徒の星野寛太(吉田仁人)を探し出して、話を聞きにいくが、このことをキッカケに良好だった大輔とカズの関係性は悪化してしまう。

そんななか、大輔にプロレス団体BBTから、覆面レスラーとして所属しないかとスカウトの声がかかる。高校教師であることから一度は断る大輔だったが、誰にでも未来を変える力があることをカズに知ってほしい一心で、BBTトップレスラーのハオウ(武知/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)を相手にしたテスト試合に挑む。しかし、ハオウとの明らかな実力差を目の当たりにし、大輔は大苦戦するが、それでもあきらめずにハオウへ果敢に挑みながら、カズへ「僕にも何かできることはありませんか!?」と大輔は訴えかける。

■GENERATIONS from EXILE TRIBEの小森隼は

また、本作の第1話にゲスト出演もし、主題歌「愛傷」も担当しているGENERATIONS from EXILE TRIBEの小森隼は、第2話放送後に自身のインスタライブで「今、目が赤いんですけど…」と切り出し、「さっき2話を観て、普通に泣いたんです。一人でホテルの部屋で大号泣しちゃって!本当に素晴らしいですね」と興奮気味に、第2話のストーリー展開を絶賛した。

「覆面D」で夢破れた元熱血教師の大地大輔を演じる関口メンディー/(C)AbemaTV,Inc.