台風15号の影響で延期となった「静岡ダービー」、清水エスパルスvsジュビロ磐田が今週末の10月22日(土)に開催される。

17位清水、18位磐田という状況で迎える今回のダービーは、J1残留をかけたまさに大一番。

両チームはリーグ戦でこれまで51回対戦し、磐田の25勝6分20敗となっているが、過去の成績など関係ない試合となるだろう。

そんな重要な一戦を迎える清水エスパルスのFW北川航也に先日、Qolyが直撃!

インタビュー前編に続く後編では、今夏の清水復帰や現在のチーム、同年代のライバルについてなどを中心にお届け。記事ではその一部を紹介する。

(取材日:2022年10月5日

――(前略)ゼ・リカルド監督が就任してからチーム状態も日に日に良くなっているように感じます。今のチームの状況をどのようにとらえていますか?

チーム内にはいい競争があると思っていますし、誰がスタートから出ても、ベンチに入ってもおかしくないような力のある選手たちが多いです。

そういった中ではやはり練習から手は抜けないですし、どの場面においても100%全力でプレーしなければなりません。その競争が今は良い方向に進んでいて、さらに結果を求める集団になってきていると思います。

良い雰囲気で、かつ激しさを持ったトレーニングができているので、それを残りの試合につなていきたいです。

――チームメイトの中でも、乾選手の存在はやはり大きいと感じます。2019年のアジアカップでも一緒にプレーされましたが、乾選手はどんな選手ですか?

明るいです(笑)。はい、明るいですね。ポジティブな声がけが多いので選手としても非常にやりやすいです。

サイドで起点を作ることができる選手の一人でもあるので、良いパスが出てきますし、そこでポイントができることによって、チーム全体に時間とタメができます。

明るいキャラクターとサッカーの上手さがチームには非常にプラスに働いています。

――チームメイトでもう一人、鈴木唯人選手。彼のドリブルは外から見ていても「何か違うな」と感じます。同じピッチに立っていて、鈴木選手のドリブルはどういう感じなんですか?

彼のタッチの感覚は、そうですね、かなり独特なものがあります。

間で受けるのが非常に上手く、間で向けて前を向くのも上手くて速いのでそこは武器になりますし、エスパルスの試合を見ても彼の良さは随所で出ていると思います。

チームとしてそこをもっと生かせればと思いますし、非常に独特なドリブルがあり、それでいてパスも上手いので、一緒にやっていて非常にやりやすい選手の一人ですね。

動画では他にも、この夏欧州からもあったというオファーを断り3年ぶりに清水エスパルスへ復帰した理由や、海外でのプレーを経験したからこそ感じるJリーグの良さ、さらには鈴木優磨、西村拓真、鎌田大地といった同じ「1996年生まれ」のアタッカーなどについて、たっぷり聞いているのでそちらもぜひ!(※インタビュー前編はこちら↓)

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清水エスパルスはJ1残留をかけ、10月22日(日)にジュビロ磐田、29日(土)には鹿島アントラーズといずれもホームのIAIスタジアム日本平で対戦する。

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