日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:澁谷 直樹、以下「NTT東日本」)とドルトン東京学園中等部・高等部(所在地:東京都調布市、校長:安居 長敏、以下「ドルトン東京学園」)は、探究的な教育機会の創出および地域の価値創造の推進を目的とした連携協定を締結いたします。
本協定の締結により、ICTを活用した探究的な教育や、両者の連携による地域の価値の発掘・磨き上げを推進し、新たな教育モデルの創出や魅力的な地域づくりに寄与してまいります。
1. 背景と目的
近年、学校教育において、生徒自らが課題を設定し、解決に向けて情報を収集したり、周囲と協働したりしながら自分の考えをまとめて表現することで、思考力や判断力、表現力などの育成を図る「探究的な学習」が重要な役割を果たしております。
しかし、個々の教育機関だけでは生徒一人ひとりが持つ多様な関心に応えられる十分な機会や知見を提供することが難しく、加えて、学習の過程においてはICTの活用も求められるなど、教育現場における探究的な学習の実現には困難が伴うのが実情です。
こうした背景を踏まえ、この度、ICTに関するノウハウや幅広い分野におけるアセットを持つNTT東日本と、探究的な学習について先進的な実践を行うドルトン東京学園において、産学連携による新たな探究的な学習モデルの創出と、それを通した地域の価値創造を目的に、本協定を締結することといたしました。

2. 連携協定事項
(1) 学校教育に関する事項
(2) 社会教育に関する事項
(3) ICTの活用に関する事項
(4) 地域の振興・交流に関する事項
(5) 探究的な教育機会の創出および地域の価値創造に関する事項

3. 締結日
2022年10月20日

4. 具体的な取り組み
本協定に基づく取り組みの第一弾として、ドルトン東京学園内に入店から商品選択、決済までをスマートフォンで完結するスマートストアを学校売店として導入し、生徒自らが運営できる環境を整備いたしました。
これにより、より実践的な環境で、購買データを分析・活用した店舗運営の改善活動を行うなど、ICTを活用した探究的な教育機会を創出いたします。

               スマートストア店舗(ドルトン東京学園内)

今後は、NTT東日本が運営する、地域循環型社会の実現に向けた実証・体感フィールド「NTTe-City Labo」の循環型ソリューション活用を通して、ドルトン東京学園内で発生した食品残渣を超小型バイオガスプラントに投入してバイオ液肥を生産し利用することによる資源循環の実現や、「eXeField Labo」におけるeスポーツを軸とした地域との交流など、更なる取り組みを検討してまいります。

NTT東日本とドルトン東京学園は、今後も両者の強みを結集し、生徒の関心を引き出す探究的な教育機会の創出、また、学習を通じて多様なステークホルダーと連携した地域の価値創造に取り組むことで、新たな教育モデルの創出や魅力的な地域づくりへの貢献をめざしてまいります。

配信元企業:東日本電信電話株式会社

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