KISHOW(谷山紀章)さんとe-ZUKA(飯塚昌明)さんからなるユニットGRANRODEO」。彼らが、2014年5月から行っている「MAGICAL RODEO TOUR」内で、男性限定ライブを行った。2009年の渋谷O-EAST以来、約5年ぶりとなる“RODEOBOY”だけの集い。本稿では、当日の様子をお届けする。

●開演前からボルテージ振り切れ寸前! これが“男祭り”だ!


【GRANRODEO、約5年ぶりとなる男性限定LIVEをレポート】の写真付き記事はこちら
 6月28日(土)、Zepp Tokyo。場内は、開演前からとてつもない熱気が立ち込めていた。なり止まないコールと拍手。場内アナウンスが流れただけでも、割れんばかりの歓声が起こる。異様なまでの盛り上がりだ。それほどまでに5年ぶりの祭が待ち遠しかったということなのだろう。まるで、呪縛から解き放たれたかのように、男たちは“その時”を待っていた。

 「みなさん、ごきげんよう。軽音部でぇす」。オープニングアクトとして登場したのは、制服姿が可愛らしいLOVELY STUPID。この瞬間、観客は開演前のさらに上をゆく歓声を轟かせる。こうして祭がついに幕を開けた。1曲目は『The Other self』。“きしょ美”の圧倒的なボーカルに、コールでしっかりと応える観客。拳も頭上に掲げ、力いっぱい突き上げる。瞬く間に一体感が生まれた場内。熱気はぐんぐん上昇し、とどまるところを知らない!

 LOVELY STUPIDは、MCをはさみながら3曲披露。MCでは、“ヅカ美”が「(会場の空気が)クサぁい」とぼやいたり、きしょ美が「あまり私たちを性的な目で見ないでください」と言ってみせたり、観客の「回って!」コールを受けメンバーが個々にターンしてみせたりと、男性限定ならではの濃い時間が続いた。

 前座が退場後、インターバルを任されたのは、大道芸人として活躍中のシュガーさん。『Soul crazy』『SEA OF STARS』といったGRANRODEOの楽曲(音源)にのせ、中国ゴマやジャグリングなどのパフォーマンスを披露した。観客も、楽曲のコールで合わせノリノリで観賞! 大技がキマったときはひときわ大きな歓声をあげ、楽しんでいた。

 見事なショーが終わると、いよいよGRANRODEOが登場!! 大歓声に包まれた場内に、893風衣装に身を包んだメンバーが姿を見せた。銃を撃つ仕草もハマりまくりだ。ここから、『欲望∞』『メリーゴーランド』『NO PLACE LIKE A STAGE』が立て続けに放たれる。

 その後のMCでは、本ツアーの話も。KISHOWさんが「思ったより入ってんね!」「埋まってる」と満足げ。「やる気が出てきた」と気合いをのぞかせた。またe-ZUKAさんは、ドスの利いた声で「俺はこんな格好をしてるけど、目がめっちゃキレイ」と、澄んだ瞳を度々アピールしていたのも印象的だった。

 さらに、開演前から頻繁に聞かれた“○○○コール(自重)”が起こると、「ほらもうバカばっかり!」と笑みを浮かべるKISHOWさん。挙句、「OP!OP!OP!OP!」などと叫びまくる観客には、「それを言われて俺らはどうしたらいいの(笑)。それは個人でがんばれよ!!」と、思わずツッコミを入れていた。

 「最後までついてきてくれるかな!?」。KISHOWさんのこの言葉に「当たり前だ!!」と言わんばかりの大歓声が乗っかり、ボルテージはますます上昇。そしてこのままの勢いで『慟哭ノ雨』『0-GRAVITY』『絶頂ポイズン』とアッパーな楽曲が続く。観客の拳も熱も、下げる暇を与えないどころか上がりっぱなし。会場にいる全員が汗だくになりながら、圧倒的な勢いに酔いしれた。

 「かわいい女子スタッフがいるからステージに上げちゃおう」、「スタッフ以外女子はいないからさ、(観客用の)女子トイレなら入ってもいいかもとか思わなかった!?」など、男子校ノリのMCが続いたのち、アコースティックセットで披露されたのは『Infinite Love』。「実は男子のほうがキラキラ曲が好き」(e-ZUKAさん)、「男のほうがね! 純情なんだよ君たち!!」(KISHOWさん)とふたりから告げられた通り、しっとり聴かせるバラードだ。先ほどまでの熱気を冷ますかのようなひととき。観客は、ゆっくりと体を揺らしながら聴き入り……怒涛の前半戦は終了する。

●休ませないメンバー vs 休もうとしない観客!! 熱気は限界突破へ!!!

 瀧田イサムさん(Bass)と長井“VAL”一郎さん(Drums)が再び姿を現すと、『Black Out』がスタートバラードで静まった会場を轟音と圧巻のパフォーマンスでふるい起こし、またも会場のテンションを最高潮へと引き上げる。

 続く『Go For It!』では、恒例のコールアンドレスポンス・男性限定バージョンが。「5年前の男子限定ライブにも来てくれた人!」、「今日はじめて来てくれた人!」、「ロリコン仲間〜!」のほか、世代別、童貞を捨てた年齢別など、該当する観客だけに「I!G!P!X!」コールを返すよう煽った。

 これらを受け「男祭り最高!!」とKISHOWさん。そして、『ROSE HIP-BULLET』『tRANCE』『modern strange cowboy』をノンストップで披露する。ここでもなお、場内の熱気は目に見えるように上がっていく。限界なんてとうに超えているのかもしれない。しかし、上げずにはいられないといった雰囲気だ。激しい縦ノリにモッシュ、大合唱まであわさり、さらなる一体感が生まれる!! そんな男ならではのテンションにやられ、KISHOWさんは「予想を超えてるような気がする」「ツアーに組み込んでよかった」と喜びを露わにしていた。

 こうして、ライブも終盤へ。本編ラストを飾ったのは『変幻自在のマジカルスター』。笑みを浮かべながら歌いあげるKISHOWさんに、全力のノリで応える観客。会場にいる誰もが、最後まで同じ空間を味わった。

 アンコールは『未完成GUILTY』『Once&Forever』。あいだに、ニューアルバムの発売情報や「ランティス祭り」「氣志團万博2014」出演情報などの告知をはさみながら披露された。また、ダブルアンコールは観客の「もう一発!」コールを受けて登場。『Can Do』で“男祭り”を締めくくった。ここでも、ステージ客席ともに後先考えない盛り上がりぶり!! 3時間強暴れ続けた肉体をさらにいためつけるかのごとく騒ぎ尽くした。

 「男子限定だから。『なんだ、女の子いないんだ』軟弱な発想の男子もいると思う。だけど今日ここに来てる人らは、ちゃんとGRANRODEOを見に来てくれてる」とは、途中のMCで語られたKISHOWさんの言葉。この場にいたRODEOBOYにとって最高の賛辞とも言えそうな言葉だ。ライブを終え、満身創痍の観客たち。そぼ降る雨に打たれ、先ほどまでの熱気を笑顔で確かめるその姿は、充実感に満ち溢れていた。きっとそれは、ステージにいたメンバーも同じだったのではないだろうか。

[写真・Takashi Hirano]


SETLIST〉
オープニングアクトLOVELY STUPID―
M01. The Other self
M02. 愛すべきSTUPID
M03. サマーGT 09

ジャグリングショーシュガー

―本編―
M01. 欲望∞
M02. メリーゴーランド
M03. NO PLACE LIKE A STAGE
M04. 慟哭ノ雨
M05. 0-GRAVITY
M06. 絶頂ポイズン
M07. Infinite Loveアコースティックver.)
M08. Black out
M09. Go For It!
M10. ROSE HIP-BULLET
M11. tRANCE
M12. modern strange cowboy
M13. 変幻自在のマジカルスター

アンコール1―
M14. 未完成GUILTY
M15. Once&Forever

アンコール2―
M16. Can Do


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