8月に公開された最新作「NOPE/ノープ」が話題となっているジョーダン・ピール監督が監督・脚本・製作を担当した映画「アス」が映像配信サービス・dTVにて配信スタートした。

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■映画「アス」ストーリー

ジョーダン・ピール監督といえば、映画監督デビュー作「ゲット・アウト」でアカデミー賞脚本賞を受賞し、ホラー映画界の新鋭として一躍注目を集めた存在。監督自らが手掛ける先の読めないシナリオで、単なるホラー映画を越えた映画体験を呼び起こしてきた。そんなジョーダン・ピール監督の第2作目が「アス」だ。

主人公は、アデレードという黒人女性。幼い頃、サンタクルーズにある遊園地にあるミラーハウスで、自分とそっくりのドッペルゲンガーを目撃するという事件に遭遇する。そのショックで一時は失語症を患ったアデレードでしたが、のちに克服し、結婚と出産を経て4人家族で幸せに暮らしていた。

そしてある時、家族でサンタクルーズに遊びに行くことに。事件のトラウマを思い出しつつも、アデレードは友人のタイラー一家と楽しく過ごすが、その夜、なんと家族4人とまったく瓜二つなドッペルゲンガーたちが強襲。赤い服を着た彼らは、なぜかアデレードたちを殺そうと襲いかかる。やがて事件は、アメリカ全土を巻き込む事態に発展していく。

■映画「アス」の魅力とは…

見どころは、やはりジョーダン・ピール監督ならではの斬新なストーリーと独自のホラー演出。自分と同じ顔の人間に襲われる恐怖と違和感、はりめぐらされた伏線と衝撃の結末に惹き込まれる。

アデレード役に「それでも夜は明ける」でアカデミー助演女優賞に輝いたルピタ・ニョンゴ、アデレードの夫であるガブリエル役を「ブラック・パンサー」のウィンストン・デュークが務めるなど、実力派キャストが集結。子役たちも含め、一人で二役をこなす鬼気迫る演技に注目だ。

衝撃の結末を味わうとともに、監督らしい社会風刺やメッセージも感じられる本作。ホラー映画が苦手な人にもオススメの「アス」はdTVにて配信中だ。

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