FC町田ゼルビアは24日、代表取締役社長の交代を発表した。

これまで大友健寿氏が代表取締役社長を務めていたが、12月1日に退任。後任は、クラブ経営に参加している株式会社サイバーエージェントの代表取締役でもある、藤田晋氏(49)が代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)となる。

なお、大友氏は常勤のクラブアドバイザーに就任。取締役会長の下川浩之氏は取締役を退任し相談役となり、監査役の土方周明氏が退任する。

新たにクラブを率いることになる藤田氏はクラブを通じてコメントしている。

FC町田ゼルビアを応援してくれるファン、サポーターの皆さま、町田にお住まいの皆さま、スポンサーの皆さま、いつもありがとうございます。
この度、私が社長に就任することになりました」

「2018年にサイバーエージェントが経営に参画してから4年が経ちました。この間にスタジアム、練習場、クラブハウスと、J1で戦える体制はもう整っています」

「これまで長年にわたってクラブを支えてきた下川会長、大友社長には大変感謝をしています」

「今後は、これまで培ってきたゼルビアらしさを大切にしつつも、よりスピードアップ、スケールアップをしていくつもりです」

「強く、愛されるクラブを目指していきますので、これからも変わらぬ応援、ご支援をよろしくお願いいたします」

また、退任しクラブアドバイザーとなる大友氏もコメントしている。

「クラブアドバイザー(常勤)として『ホームタウン町田市』『ゼルビアを支えるファンサポーターやステークホルダー』の皆さまと向き合いコミュニケーションを密にとり、より皆様に愛されるクラブ作りに尽力して参る所存です」

「またスクールやアカデミーの子どもたちを含めた、『ゼルビアの未来』を支え、子どもたちにとってより良い環境を整えていけるように務めて参ります」

「皆さま、これまでと変わらず、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます」

藤田氏が率いるサイバーエージェントが経営参画したのは、2018年10月。チーム名変更の方針を発表すると大きな反発を受けて一時撤回するなどした。

チームはクラブハウスが作られるなど、施設面、環境面が変化。2019年はJ2で18位、2020年はJ2で19位となったが、2021年は5位に急浮上。しかし、2022年は15位でシーズンを終えていた。

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