レスター所属の元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディーが前人未到の記録を達成した。

 2012年のレスター加入以降、チームのエースストライカーとして得点を量産してきたヴァーディー。今季は所属チームが不振に陥る中、開幕から得点を奪えない日々が続いていたが、現地時間23日に行われたリーグ第13節ウルヴァーハンプトン(ウルブス)戦で待望の今季初ゴールをマーク。チームの4-0の勝利に大きく貢献した。

 この試合のゴールによって、ヴァーディーが30歳を過ぎてからプレミアリーグで記録した得点数がちょうど「100」に到達。プレミアリーグの公式Twitter(@premierleague)によると、30歳を過ぎてから同リーグで100ゴールを記録した選手は過去に存在せず、今回のヴァーディーが初めてだという。

 前人未到の記録を達成したヴァーディーだが、ウルブス戦の交代出場直前には、レッドブルの缶を飲み干している姿が目撃されていた模様。23日のイギリス紙『デイリーメール』は、ヴァーディーの記録達成を報じるとともに、「そのパフォーマンスが示しているように、明らかにレッドブルが彼に翼を与えていた」と綴っている。

 現在35歳のヴァーディは、2012年夏にレスターへと移籍。2013-14シーズンにはチャンピオンシップで16得点を挙げ、チームのプレミアリーグ昇格とチャンピオンシップ優勝に貢献した。2015-16シーズンは“ミラクル・レスター”のエースストライカーとして君臨。途中の11試合連続ゴールを含め、出場36試合で24ゴールをマークし、チームをクラブ史上初のプレミアリーグ優勝に導いた。2019-20シーズンには23ゴールで、悲願の得点王も獲得した。

 なお、ヴァーディーのプレミアリーグでの通算得点数は現在「134」となっている。果たしてこの数字をどこまで伸ばしていくのだろうか。今後の活躍にも注目だ。

【投稿】ヴァーディーが前人未到の記録達成!

レスター所属のヴァーディー(右)が前人未到の記録達成! [写真]=Getty Images