ニフティ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:野島 亮司、以下、当社)は、当社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」にて、「読書」に関するアンケート調査を実施し、本日10月26日(水)にレポートを公開しました。

 本調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象に、本(マンガ以外)を読むのは好きか、1カ月に何冊くらいの本を読むのか、マンガは1カ月に何冊くらい読むのか、などについてアンケートを実施し、1,565人から回答を得ました。

 「本(マンガ以外)を読むのは好き?」という質問について、「大好き」あるいは「好き」と答えた小中学生は全体の90%でした。近年、若者の「読書離れ」や「活字離れ」が話題に上がることが少なくありませんが、小中学生では読書が好きな子どもたちが多く「読書離れ」が進んでいるわけではないようです。
 1カ月に「16冊以上」の本を読む人は全体の27%、マンガを読む人は全体の18%でした。学校での朝読書の時間が全体の7割以上を占めており、学校生活の中で本を読む機会が多く、マンガよりも本の方が多く読まれているのかもしれません。

■「読書」に関する調査レポート
https://kids.nifty.com/parent/research/20220901book/

■調査概要

○アンケート実施期間
 2022年9月2日(金)~9月26日(月)
○調査機関
 自社調査
○調査対象
 小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者
○有効回答数
 1,565
○調査方法
 インターネット調査
○調査項目
 Q1-1.本(マンガ以外)を読むのは好き?
 Q1-2.マンガを読むのは好き?
 Q2-1.1カ月に本は何冊くらい読む?(マンガや教科書は除く)
 Q2-2.1カ月にマンガは何冊くらい読む?
 Q3-1.本は、現物(紙の本)で読む? アプリなど電子書籍で読む?
 Q3-2.マンガは、現物(紙の本)で読む? アプリなど電子書籍で読む?
 Q4.学校の図書室で本を借りたりする?
 Q5.学校で朝読書の時間がある?
 Q6.芥川賞直木賞の受賞作品を読んだことがある?
 Q7.【読んだことがある人へ】作品名を教えて!(敬称略)
 Q8.最近、本やマンガから実写化したドラマや映画が増えているけど、これから実写化してほしい作品があったら教えて!

■調査結果

  • 本(マンガ以外)を読むのは好き?
 本を読むのが「大好き」と答えた小中学生は58%、「好き」と回答した人は32%で、全体の90%が読書を好んでいることがわかりました。
  • マンガを読むのは好き?
 小中学生の9割が「大好き」「好き」と回答した“本”に対して、マンガは「大好き」が53%、「好き」と答えた人が32%でした。「本が好き」と答えた小中学生の方がやや多いようです。
  • 1カ月に本は何冊くらい読む?(マンガや教科書は除く)
 1カ月に読む本の量は小学生・中学生で大きく異なり、小学生で最も多かった回答は全体の31%を占めた「16冊以上(それ以上)」でした。
一方、中学生の最も多かった回答は、全体の29%を占めた「2~3冊」、次いで「0~1冊」と小学生と比べると読む本の数は少ない結果となりました。
  • 1カ月にマンガは何冊くらい読む?
 最も多かった回答は小学生が「16冊以上(それ以上)」、中学生が「0~1冊」で、本と同様、読むマンガの数は小学生と比べて少ないようです。
  • 本は、現物(紙の本)で読む? アプリなど電子書籍で読む?

 全体の71%が「現物(紙の本)」と回答し、多くの小中学生が紙の本を利用していることがわかりました。全体の3割がスマホアプリ(電子書籍)と紙の本を併用していると回答しました。

  • マンガは、現物(紙の本)で読む? アプリなど電子書籍で読む?
 本の調査結果と同様、「現物(紙の本)」と回答した人が半数以上を占めていました。「スマホアプリ(電子書籍)」を利用している人は、併用している人も含めると全体の43%という結果となり、マンガの方が電子書籍を利用する人が多いようです。
  • 学校の図書室で本を借りたりする?
 小学生は「月に3~5冊」、中学生は「全く借りない」との回答が最多となりました。
  • 学校で朝読書の時間がある?
 小学生・中学生ともに、「学校で朝読書の時間がある」と回答した人は全体の7割以上を占めています。多くの学校で、朝読書の時間が設けられているようです。
 芥川賞直木賞の受賞作品を読んだことがある小学生は12%、中学生は21%でした。中学生の方がやや多い結果となりましたが、小学生・中学生ともに「読んだことがない」と答えた人が大半を占めています。
  • 【読んだことがある人へ】作品名を教えて!(敬称略)
○『推し、燃ゆ』(第164芥川賞受賞作)
○『火花』(第153芥川賞受賞作)
○『おいしいごはんが食べられますように』(第167回芥川賞受賞作)
○『鍵のない夢を見る』(第147直木三十五賞作)
○『容疑者Xの献身』(第134直木三十五賞作)

 宇佐見りんの『推し、燃ゆ』やお笑い芸人・又吉直樹のデビュー小説『火花』、福山雅治主演の映画化も話題になった東野圭吾の『容疑者Xの献身』など、さまざまな作品名が寄せられていました。
  • 最近、本やマンガから実写化したドラマや映画が増えているけど、これから実写化してほしい作品があったら教えて!
○『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』
○『また同じ夢を見ていた』
○『か「」く「」し「」ご「」と「』
○『SPY×FAMILY
○『鬼滅の刃

 TikTokで話題を読んだ号泣小説『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』やテレビアニメが話題となった『SPY×FAMILY』などが寄せられました。
ただその一方で、「実写化は原作からかけ離れることがあるのであまり好きではない」などの理由からマンガや小説などの実写化に対して否定的な意見もありました。

■「ニフティキッズ」について( https://kids.nifty.com/
2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、 インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っています。

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※内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。

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