マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズなどを手がけたジェームズ・ガン監督が、映画プロデューサーのピーターサフランと共に、DCスタジオの共同会長兼CEOに就任し、同社の映画、テレビ番組、そしてアニメを率いることがわかった。

【写真】『ザ・スーサイド・スクワッド “極“悪党、集結』フォトギャラリー

 The Hollywood Reporterによると、DCスタジオはこれまであったDCフィルムズに代わり、ワーナーブ・ラザーズ傘下に新設される。ガン監督とサフランは、ワーナー・ブラザーズディスカバリーの最高経営責任者兼社長デイビット・ザスラフの直属となり、ワーナー・ブラザースのトップ、マイケル・デ・ルカやパメラ・アブディと協力していくこととなるそう。

 契約は4年で、ガン監督はDC映画に専念することになる。ガン監督はクリエイティブ面を、サフランがビジネスと製作面を担当するが、今後もそれぞれ映画製作は続けるとのこと。

 マーベル映画とは異なり、DC映画は各作品ごとに異なる世界観で描かれているが、大ヒットした『ジョーカー』の続編となる、トッド・フィリップス監督の『Joker: Folie a Deux(原題)』は、ガン監督とサフランの管理下には置かれないようだ。また、マット・リーヴス監督の『THE BATMANザ・バットマン-』シリーズに関しては不明だが、これ以外のDC作品は2人の管理下に置かれることになるという。

 ガン監督は、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』やドラマシリーズ『ピースメイカー』でDCとタッグを組んできた。一方、マーベルでも来年『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ第3弾の公開が控えるが、同作を最後に、しばらくの間ガン監督のマーベル作品は見ることができなくなりそうだ。

ジェームズ・ガン監督、DCスタジオのトップに (C)AFLO