フランスサッカー協会(FFF)のノエル・ル・グラエ会長が、フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督続投の意向を明かした。

デシャン監督は2012年夏にローラン・ブラン監督の後任としてレ・ブルー指揮官に就任。2014年のワールドカップでベスト8、2016年のユーロで準優勝に導くと、2018年のW杯ロシア大会でクロアチア代表を下し、20年ぶりの優勝を果たした。

就任から10年となるデシャン監督だが、今度のカタールW杯がひとつの分岐点。現行契約は大会終了までとなっており、以降の去就は不透明だ。だが、ル・グラエ会長は54歳指揮官への信頼を強調し、今後も継続路線を最優先に考えていることを明らかにした。

「W杯が終わった後に話をする。10年間も一緒に仕事をしており、お互いのことを十分に理解している」

「彼は素晴らしいW杯にしたいと意気込んでいるよ。もし彼が自分の役割を果たし、大会後も続けることを望むなら、彼との契約更新を優先する」

「私から彼に『あなたの時間は終わった』と言うことはない。手綱を握るのは彼の方だ。ただ、この仕事は彼にピッタリだと思っている。このような実績を誇れる人が他にいるかい?」

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